内容説明
*本書は、『法律時報』96巻11号(2024年10月号)の小特集記事を収録しています(連載など、ほかのコンテンツは含まれておりません)。 デジタル・AI実装社会における法とガバナンスについての規範設定と私的主体が果たすべき役割を考える アジャイル・ガバナンスの手法が注目される中、デジタル・AI実装社会のガバナンスという文脈において、これまで十分に蓄積がなされてこなかった規範の存在形式の意義と、私的主体の役割に関する基礎的・理論的検討を深める ・イノベーションによるデフォルト・ルールの変容――法制度変化の理論へ向けた一考察……松田貴文(名古屋大学教授) ・モジュールを通じたガバナンスの可能性……西内康人(京都大学教授) ・公的規制のエコシステム――景品表示法等における私人の(大きな)役割……中川丈久(神戸大学教授) ・株式会社は公益の擁護者たりうるか?――アジャイル・ガバナンス時代にコーポレート・ガバナンスに求められるもの……得津 晶(一橋大学教授) ・EU個人データ保護規制の域外的実現――「ブリュッセル効果」を中心に……横溝 大(名古屋大学教授)
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