法律時報e-Book 子の養育をめぐる総合的検討---法律時報96巻12号（2024年）特集

著者名：石綿はる美/久保野恵美子/小池泰/冷水登紀代/内海博俊/遠藤聡太

日本評論社（2025/09発売）

内容説明

＊本書は、『法律時報』96巻12号（2024年11月号）の特集記事を収録しています（連載など、ほかのコンテンツは含まれておりません）。2024年民法改正の経緯で明らかになった、子の養育に関する問題を検討する。2024年5月の改正法は、親権・監護権や養育費、DVや虐待などの問題について対応を目指している。それぞれの問題につき、関連する法分野の理論と実務の両面から検討を加え、学説と実務の対話が進む契機となることを目指す。　・企画趣旨……石綿はる美（一橋大学准教授）　・親権についての理論的検討――父母の双方か一方かの決定について……久保野恵美子（東北大学教授）　・父母による子の監護のあり方……小池　泰（九州大学教授）　・養育費についての理論的検討……冷水登紀代（中央大学教授）　・子の養育と民事手続法……内海博俊（東京大学教授）　・養育費の不払いと刑事罰……遠藤聡太（早稲田大学准教授）　　・「人格の尊重」の一般性と子の養育における特殊性……池田悠太（東北大学准教授） ・夫婦間のDVと子の養育……掛川亜季（弁護士） ・子どもの意見表明権の保障――令和6年民法改正を契機に……原田綾子（名古屋大学教授）