内容説明
少年少女を救うのは、互いを想う力と一輪の花
母を亡くし絵を描けなくなった颯斗と、“いい子”の重圧に押しつぶされたあかり。
自分らしさを取り戻すための、高校生活がはじまる――。
主人公・矢崎颯斗が病気の母のために描いたのは、花瓶に生けたなでしこの絵。母を失ってからは思い出さないように逃げてきた彼の前に、小花あかりという底抜けに明るい少女が現れた。彼女の天真爛漫さに、なぜか憎まれ口を叩いてしまう颯斗だったが、正反対の二人はだんだんとその共通点と最初の出会いに辿り着く。明るさのうらに隠されたあかりの本当の姿を、颯斗は見つけ出し救うことができるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hanna
4
静かに流れていく青春ストーリーでした。2025/05/24
Pipi⭐️ぴぴ@読書鳥
1
颯斗とあかりのぎこちなくもまっすぐな愛。ピンクのナデシコの花言葉は「純粋な愛」。二人にエールを送りたい。彼らを支える柏木さん、桜井先生も魅力的だ。章が花の名前なのも粋だ。「シラー」(寂しさ)「チューリップ」(思いやり)など。青春の一冊だ。🐥🐥2025/05/26
はまこ
1
高校生たちがみんな健気で応援したくなる。 ちょっぴり切ない所もあるけど、友情や大人たちの思いやりが心に染みる。 ほわっと優しくて、じんわり温かくて癒やされるような良いお話だった。 装丁や文字のフォント、題字が素敵で、ずっとそばに置いておきたくなる。2025/04/15
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