内容説明
森鴎外、樋口一葉、柳田國男、斎藤茂吉、中島敦、塚本邦雄、岡井隆、河野裕子、俵万智、穂村弘……。子規の短歌革新から始まり、前衛短歌運動、口語短歌などの広がりを見せながら、短歌は日々の暮らしと密着した詩型であり続けた。105首の名歌を懇切に鑑賞することにより、作歌へのヒントが学べるユニークな短歌入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シャコタンブルー
45
短歌は千三百年以上の歴史をもちながら、現在のネット社会でもブームとして広がっているらしい。その中で昭和100年にあたり近現代短歌の名歌105首が紹介されているが知っている短歌は10首に満たなかった(笑) 印象に残ったのは「ぼくも非正規きみも非正規秋がきて牛丼屋にて牛丼たべる」萩原慎一郎 非正規雇用の悲哀が伝わってきた。一番好きな短歌は「手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が」河野裕子 この人の歌は心の奥底にじんわり沁みてくる。2025/12/15
ぐうぐう
22
タイトルに縛られない自由さが本書にはある。「百年には「長い歳月」の意もあり」と著者がはじめにで書いているように、何年から何年までと言った縛りを設けず、また時系列からも解放され、さらには歌人以外の人が詠んだ歌も積極的に採用しながら、それでいて(いや、だからだろうか)、近代短歌史を実感できる内容となっている。それを可能としたのは、何より著者・三枝昂之の柔軟な姿勢と優しい眼差しがあってこそだ。安保闘争を詠む岸上大作と並ぶ学生歌人として清原日出夫を取り上げながら、(つづく)2026/02/03
kumabook
2
著名な歌人だけでなく、他分野で活躍する人も取り上げられているため、他のアンソロジーでは中々お目にかかれない作品も知ることができた。「百年の」というだけあって、これまでの日本が歩んできた歴史としっかり関連した作品が多い。それは戦争であり、学生運動であり、震災であり、コロナなどだ。もちろん社会詠だけでなく、短歌それ自体の変化や潮流も取り上げ、解説されている。個人的に谷崎潤一郎の「短歌小便論」が面白かった。2026/01/11
私的読書メモ3328
1
一人一首を挙げ、解説二頁という形式。歌そのものよりも、歌人とその背景を語るのが主。確かに書名通り、百年の短歌の歩みについて、ざっとした概要を知れる一冊。2026/01/31
takao
0
ふむ2025/12/07
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