内容説明
「俺はこの宇宙を孤りで過ぎる隕石だ」――作家・政治家として一世を風靡した父と、彼を支え家庭を切り盛りした母・典子。そして家族同然だった裕次郎。強烈な家風で知られる「石原家」の日常は涙と笑いに満ちていた。お正月から大晦日まで、幼少期の出来事から介護、看取り、相続までを兄弟それぞれの視点から振り返る追憶エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
133
とにかく強烈な父・石原慎太郎あっての4兄弟だということを、これでもかと突き付けて面白おかしく、そして、石原家の家族愛に当てられっぱなしの読書時間だった。これは稀有とも言える仲の良い『兄弟小説』4人がそれぞれに自立されているので、父の死後も揉めないのだろうなぁと感じたのが正直な気持ち。並みの家庭ではない事が終始だが、四者四様でこのような企画が可能なのも石原家ならではだろうなぁ。一番凄いと思ったのは母親・典子さん。慎太郎氏はさることながら、この母あっての四兄弟だったのだと読後は強く思った。2026/02/26
あすなろ@no book, no life.
94
あの石原慎太郎氏を家長に据える一家の家族の物語。慎太郎氏がお亡くなりになった後、正しく追いかけられる様にお亡くなりになって驚いた慎太郎氏の奥様の家族の物語でもある。4人の息子達が各々想いの筆を取っている。天才肌という単語で書かれているが、やはりあの慎太郎氏というのは側から見るとかなり変わった人だった様が分かる。一方で、だからこそその時代毎の寵児たり得て生涯現役の彼自身曰く文士たり得たのであろう。一方で決して湿っぽい話には4人共なっておらず、明るさを見て取れるのもまた慎太郎氏だからこそ為せ得たのであろう。2025/11/22
ニッキー
12
兄弟が居ない私からみて、この石原兄弟は羨ましい限り。石原慎太郎は好きだが、果たして親としてはどうだろう。ヨット⛵️を教えてくれたのは有難いが、政治家はやめてほしいと思ったかな。 暫くは、石原直純、石原慎太郎親子の買った本を読み続けるかな。2026/03/11
栗羊羹
12
作家であり、政治家の父、若くして結婚した母、そして昭和の大スター石原裕次郎を叔父に持つ石原四兄弟共著。父も母もいろいろあった、そして自分たちも。多分こんなド派手な親、親族を持つ人は現れない…かもしれない。政治家(だった)長男、タレントの次男の文章がより深く読むことができたような気がします。2026/02/23
Yasuhiko
9
石原慎太郎の本を初めて読んだのはベストセラーになった「弟」。その慎太郎の4人の息子が両親の死や子育てなどについて語ったのが本書。自分も最近、父を亡くしたので共感できるところも多かった。 面白かったのは、その著者「スパルタ教育」とは幾分違い「あれは親父の妄想」と息子たちが述べていること。 慎太郎はよく「いまお前たちがあるのは先祖がいたからだ」とよく言っていたそうだが、型破りの親父だが慎太郎がいてこそ息子4人がそれぞれの分野で活躍しているのがよく伝わった。2026/04/06
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