内容説明
「俺はこの宇宙を孤りで過ぎる隕石だ」――作家・政治家として一世を風靡した父と、彼を支え家庭を切り盛りした母・典子。そして家族同然だった裕次郎。強烈な家風で知られる「石原家」の日常は涙と笑いに満ちていた。お正月から大晦日まで、幼少期の出来事から介護、看取り、相続までを兄弟それぞれの視点から振り返る追憶エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ@no book, no life.
89
あの石原慎太郎氏を家長に据える一家の家族の物語。慎太郎氏がお亡くなりになった後、正しく追いかけられる様にお亡くなりになって驚いた慎太郎氏の奥様の家族の物語でもある。4人の息子達が各々想いの筆を取っている。天才肌という単語で書かれているが、やはりあの慎太郎氏というのは側から見るとかなり変わった人だった様が分かる。一方で、だからこそその時代毎の寵児たり得て生涯現役の彼自身曰く文士たり得たのであろう。一方で決して湿っぽい話には4人共なっておらず、明るさを見て取れるのもまた慎太郎氏だからこそ為せ得たのであろう。2025/11/22
H
4
面白かった。偉大な父親と四兄弟それぞれの関わり方や想いがストレートに描かれていて良かった。大変なところはあった思うけどいい家族だね。2025/11/29
モビエイト
3
石原4兄弟からみた慎太郎さん、そして母である典子さん。いつもパワー全開の慎太郎さんの本を読み、姿を見ていましたが、思ってた通りの部分と違う部分もありと感慨深く読めました。そして4兄弟仲も良いのが伝わってきました。2025/10/26
チョビ
2
いくつかのテーマで四者四様の目線で石原家を覗くという感じ。歳の離れた兄弟なだけあって、視線が随分違うなー。とか感じながらも、やはりプロじゃないだけあって、文才はお父上には全員敵わず、かなり必死になって読みました。実は最初の選挙時に大井町の通りで一人で選挙運動をする三男氏を見たことあるのですが、…コツコツ型なんだなーとは思いました。そこは文章にも表れてましたね(五反田でチャリ乗って選挙する強いライバルを模したのもあるんでしょうけど)。2025/12/21
seven
1
庶民の私からすれば、こんな世界があるのかと思うほどの石原家。前半の若くエネルギッシュな時代の話から、後半の両親の闘病や介護の話まで楽しくも切ない気持ちで読んだ。理想的な始末をつけて、こんな著書まで出版してしまう石原兄弟は親孝行だと思う。2025/12/08
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