内容説明
死とは何か? なぜ死は怖いのか?
医学×宗教社会学×脳科学×哲学×物語を手がかりに
“死恐怖症”(タナトフォビア)の著者が究極の謎に挑む!
夜、ふと「自分が消えてしまう」ことに息が詰まる。死んだら無になるのか、何かが続くのか――。死を最も目にする医師、神や超越者を探究する宗教社会学者、デジタル不老不死を目指す神経科学者、死を見つめ続ける哲学者、人生や生死を描き出す小説家、それぞれの追い続けた「死」とは何か? いつか必ず死ぬ私たちは、何を信じ、どう生きるのか。これまで語られなかった、「死」と「死の恐怖」への新たな答えとは? 死生観が一変する1冊。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tomi
33
私も5歳頃から死が怖かった。今でも寝つけない夜などに、死んで無になる事を考えて心がザワザワする事が時々ある。子供の頃から死が怖かった著者が、その道の専門家との対話し、さまざまな観点から死を考える。対談相手は医師で作家の中山祐次郎、宗教社会学者の橋爪大三郎、神経科学者の渡辺正峰、哲学者の森岡正博、作家の貴志祐介の各氏。死への向き合い方はそれぞれで興味深いが、死に向き合うと心がザワつく。多かれ少なかれ人間は死が怖いと思っていたが、タナトフォビア(死恐怖症)という恐怖症の一種だったのか。 2025/12/08
pirokichi
29
「死恐怖症」の著者と哲学者ら5人との死についての対談集。著者がとにかく真実を知りたがることが不思議だった。真実が更に恐怖心を深めることになるかもしれないのに。そもそも真実がわかると考えていることも楽観的だ。私も幼いころから「死ぬ」ことを極端に怖がる方だったが、家族が突然死し「死」が怖いものであるとは思いたくなくなった。全く怖くないわけではないが、怖がるなんてごめんねと思ったり。対談では橋爪大三郎さんと森岡正博さんの考えに頷くことが多かった。5人の方との対談で私も一緒に思いを巡らすことができてよかった。2025/09/26
とも
25
「死」に対しての対談集。医師や社会学者や作家ら。死ぬとどうなる、死の恐怖の正体は・・など。冒頭の医師と次の宗教社会学者との対談が面白かった。 「死ぬ2〜3週間前はあまり意識はない」「死は自分のものではない」「無になる怖さの逆を考えてみる、無にならない怖さ」「年寄りは死を受容してる人が多い」などなど。 死がやや身近に思えてきた。ラファティ「九百人のお祖母さん」みたいなものかしらん。2025/09/25
ryohjin
17
死ぬのが怖い…死恐怖症の著者が、その正体を知るために5人の専門家と対談し教えを受けています。医学、宗教社会学、神経科学、哲学、小説家と様々な分野からの知見が語られ興味深く読みました。著者は死の恐怖の中核を、永遠の無になることと感じているのですが、神経科学者からは、連続性をもって「人の意識を機械にアップロードする」研究について語られます。実現すれば永遠に無にならない意識が得られることになるのですが、逆に終わらない意識を持つ恐怖が生まれるのではないかと感じました。普段考えないことを考える機会となりました。2025/09/26
寺さん
14
タナフォビア(死恐怖症)の著書が5人の専門家に死の恐怖を対話形式でぶつける内容。正直、中山祐次郎さんとの対話以外は、飛ばし読みしました。ちょっと内容が難しいため、私の頭ではついていけなかった。私は死後というより死を迎えるにあたり、できる限り健康であり続け、可能ならピンピンコロリを願う一人。ピンピンコロリが叶わないならセデーションによる死を選ぶと考えます。だから、中山祐次郎さんと同じです!引き続き死については考えて行きたい。それがより良い生き方に繋がるので。2025/10/13




