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内容説明
この世は牢獄。誰しもが鎖に繋がれている。あなたも、私も――。 引きこもり気味でメンタル療養中の小説家・コモリは、心を病んだ者が引き寄せられるカフェ「喫茶牢獄」で、反逆罪により労働刑に処せられている悪魔・ダンと出会う。AI看守に食人植物。占い師、オタク女子に過保護な脳筋天使。コモリとダンの周りに集う奇妙な者たち…。過去の因縁と愛憎がうずまく喫茶を中心に、損なわれた心と自由を取り戻す、再生の物語が始まる――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
7
個人化社会のディアボリズム。互いの裂け目がぴったり嵌る割符のような刑務労働者と精神病の小説家。ここまで情報量を圧縮しているのに、この勢いを出せるのはすごい。雪崩のように繰り広げられる精神疾患についての解説や、接待パーティ、共依存の行動パターン等、まるで実体験のようなリアリティを持つ一方で、強調された描線によってキャラクターが色気たっぷりに惑い、悶え、この社会という名の牢獄でのたうち回るさまを堪能できる。これからは異界側の住人らが増えていくことが予告されるが、一筋縄ではいかない人間の鎖を味わってもらいたい。2025/10/17
くろねこ文学
5
いろんな意味でディープな精神世界を描いてる。喫茶店の牢獄に閉じ込められている悪魔がその店のマスターとして人間の客を相手にするって設定だが、詳細はまだ不明。主人公の女の子が精神を病んでて、そのマスターと話すことで癒されていくって感じ。女の子以外にも共依存とか脅迫性障害の人とか病んでる人が出てくる。自己の内面を語ったり相談に乗ったりと、読んでるとメンタルすり減るか共感で楽になるか、はたまた⋯っていうなかなかディープな作品。絵は味わい深いオシャレな感じ。読むのにけっこうパワーいる感じだった。2025/10/17
わーぷ
4
反逆罪で労働刑に処せられて病んでる人を癒す喫茶店で働く悪魔ダンと、パニック発作で生きづらい日々を送る書けなくなった小説家小森のお話。割とポップに軽く描いてるけど、要所要所で隠しきれないヘビィな部分があるので人によっては読むのがツラいかも？？ラストの共依存カップルの話は、DVのメカニズムが分かりやすくて良かったです。 2025/10/28
こたつむり
3
日本橋ヨヲコ先生！『少女ファイト』の続きが読みたいです！と思っていたけど本作も面白いぃぃ。主人公コモリが可愛くてエロいのが良いぃぃ。あ、でも、それは作戦だな。男が女を搾取してると証明する気だな。つまり贄だ。あぁぁ、でも可愛いぃぃ、エロいぃぃ。しかも、何だか説教されて、癒されて、気付かされて、穴掘りたくなってるぅぅ。続きが早く読みたいけど来年の夏て。夏て。待てん。でも『少女ファイト』も読みたいぃぃ。日本橋ヨヲコ先生が二人いたら良いのにぃぃ。2025/10/22
アラキハヂメ
0
日本橋ヨヲコ先生のマンガをちゃんと読むの、もしかしたら久しぶりかも。黒岩小森、見た目と内面にギャップが面白いなあ2025/11/15
