内容説明
稀有な力を持ちながらも地味で無能と揶揄され、華やかな妹と比べられてきた侯爵令嬢のフィーヌ。ある日、婚約者である公爵子息はフィーヌに濡れ衣を着せ、婚約破棄を告げる。「公爵家が豊かなのは私の力ですが、妹を選んで後悔しないでくださいね?」――ようやく愚かで間抜けな婚約者から解放されたフィーヌは、自分を認めてくれた辺境伯のために存分に力を発揮し、資源がない荒れ地を豊かな領地へと発展させていく。一方、歯車が狂いだした公爵子息はフィーヌの偉大さに気づき、必死に取り戻そうとするが・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
34
ごきげんようで始まる物語って得てして「ざまぁみろ」ですよねぇ。妹なり姉なりが愛嬌をもって婚約者を奪う。奪われた方はほんと賢いから「あらおかまいなく」で済ますのにアホな婚約者は結婚してから失敗に気付く。しかもどの面下げて元婚約者に助力を求める?ほんとアホですねぇ。悪女に見えるフィーネってそもそも賢いんですよ。それなのにシェリーさんに嫉妬するなんて可愛いですよねぇ。2025/11/15
イカまりこ
5
KU この手の捨てられるヒロインの話は捨てた側の男へのざまぁ展開がぬるいモノが多い。ところがどっこい、これはざまぁ部分が長かった。それが好きかと言われるとなんとも言えないんだけど、容赦なかったな~。普通、捨てた側の悪事がバレるのって人づてな作品が多いと思うの。これはがっつりヒロインとヒーローが策を練って相手を陥れていく。才女だからこそできた仕返しなんだろう。うん。やられた方は自業自得だし仕方ないか。土の声が聞ける能力はチート級だったな。対抗できる能力が思いつかないw2025/12/08
蒼
2
kindle2025/09/08




