内容説明
ロンドンで暮らす12歳のテッドは、夏休み、家族とともにニューヨークを訪れた。おばのグロリアの案内で、休館中のグッゲンハイム美術館を見学できることに。しかしまもなく、館内に煙が漂い始める。火事だ! テッドたちは館外へ逃れたものの、驚愕の事実が判明した。騒動のさなか、カンディンスキーの名画が盗まれたのだ。疑いをかけられたおばを救うため、テッドは「ほかの人とはちがう」頭脳によって、犯行が可能だった人物を絞りこんでいくが……。少年たちの推理が爽やかに胸を打つ、『ロンドン・アイの謎』続編の傑作謎解きミステリ!/解説=川出正樹
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅー
9
★★★『ロンドン・アイの謎』発表後に亡くなってしまったシヴォーン・ダウド。その遺志を継いだロビン・スティーヴンスが続編を執筆。と言う少し悲しい背景の作品。世界が人と違う風に見え、人の言葉を文字どおりに受け取ってしまう主人公が、その特性も活かしながら仲間と事件の謎を解く。ジュヴナイル作品なのでアリバイの確認とか丁寧に記述されており、無精者の私にとってはありがたい。仮説を立てて、関係者の聞き込みで徐々に可能性を絞り込んでいく、かなりガチなミステリである。前作に続き主人公の成長が読みどころで、ラスト一行が光る。2026/02/11
GO-FEET
5
個人的には未読のシヴォーン・ダウド「ロンドン・アイの謎」の続篇。 おそらく自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)であろう主人公・テッドが姉のカット、従兄弟のサリムと協力しながら犯人を絞り込んでいくジュニア向け謎解きミステリ。 《(グッゲンハイム美術館が)最初に建てられたとき、設計図には照明器具の配置が書きこまれていなかった。フランク・ロイド・ライトはすべての光が自然光であるべきだと考えて、もとの設計に照明を含めなかったけれど、ライトが死んだあとになって追加された》(203頁) 2026/01/05
チャップ
0
メモ、原書のKindle版を読了。2026/02/23




