講談社学術文庫<br> 日本文学史

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講談社学術文庫
日本文学史

  • 著者名:小西甚一【著】
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  • 講談社(2025/09発売)
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  • ISBN:9784061590908

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内容説明

文藝作品の内なる表現理念=「雅・俗」の交錯によって時代を区分したところに本書の不滅の独創がある。健康で溌溂とした「俗」を本性とする古代文藝、端正・繊細な「雅」を重んずる中世、また古代とは別種の新奇な「俗」を本質とする近代。加えて著者は、日本文学を「世界」の場に引き出し、比較文学の視点からも全体的理解に努める。長く盛名のみ高く入手困難だった「幻の名著」の待望の復刊。(解説=ドナルド・キーン)

目次

0 序説
1 古代
1.萌芽時代
2.古代国家の成立とその文藝
3.万葉の世紀
4.古代拾遺
2 中世第1期
1.漢詩文の隆盛と和歌の新風
2.散文の発達
3.拾遺集時代と白詩
4.女流文藝の全盛
5.歌壇の分裂と統一
6.院政期の散文作品
7.歌謡および藝能
3 中世第2期
1.歌壇の再分裂
2.伝統的散文と新興の散文
3.能楽を中心とする藝能
4.連歌の隆替
5.当期末葉の散文
4 中世第3期
1.俳諧の興隆と芭蕉
2.浮世草子と西鶴
3.浄瑠璃の新風と近松
4.逃避精神
5.俳諧の現実游離
6.戯作の文藝
7.歌舞伎の展開
5 近代
1.近代の史的地位
2.啓蒙の時代
3.擬古典主義と浪曼主義
4.自然主義の流れ
5.主知的思潮とその傍流
6 結語

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yamahiko

20
古代から近代までをの文学の特徴を独自の視点で腑分けした、今なお褪せることのない良著。好き嫌いと紙一重のような気もしますが、良い悪いを、これだけ端的に説得力を持って談じている著作を知りません。昨秋、神保町の古本まつりで見つけた一冊でした。2018/01/28

ラウリスタ~

19
本文としては200ページほどしかない小さな本なのだけれども、とてもうまく日本文学の歴史をざっくりと語ってくれる。高校の古典の先生が「私、業平が大好きでね、おほほほ」って言っていてもあまり興味の湧かなかったものが、小西先生が説明するそれぞれの作品の同時代的意味によってスッと落ちてくる。「・・・には見るべきものはない」などとその道の専門家を怒らせることを恐れないざっくばらんで深い見識に裏打ちされた文学史は、盲目的に文学であれば何でも尊いという立場からかけ離れている。シナと、ついで西洋との比較(必然的な)。2016/06/16

koke

11
古典文学について知識がないので読んでもしっかりと理解できたわけではなく、内容も簡単ではありませんでしたが、それでも、門外漢であっても面白い本でした。そういう本は良い本なのだろうと思います。紀貫之、藤原定家、世阿弥、松尾芭蕉が、その道、文野の発展、変容を一人で成す天才、達人であり、また壮年に至って同じような境地に至ったとのこと。昔、学校で習ったような知識が甦りながら、当時とは異なりワクワクして読みました。2024/06/05

茶幸才斎

7
古代から近代にいたる各時代の文学的傾向について、小気味よく解説している。どのくらい小気味よいかと云うと、例えば、戦国期の武家諸氏には文藝の愛好者も幾らかいたが、「かれらは、いわゆる戦国争覇の裡で、いずれも悲劇的に没落してゆき、土豪信長や野人秀吉が勝ち残って、十七世紀に入る」(p.125)という具合に、日本文学史上、信長や秀吉は無価値であったことがさらっと書かれているくらい小気味よい。こんな味のある一文に出くわしただけでも価値ある一冊だった。深い造詣に裏打ちされた言葉には、昆布だしのようなうま味がにじむ。2010/02/20

うた

6
文藝として完成を志向する「雅」と完成により閉じた世界である「雅」をゆさぶる混沌である「俗」。そしてその中間に位置する「俳諧」。本書をなんと誉めたらいいものか。物語と小説の違いなど、むずかしいことをはっきりとした言葉でさばいていく様に興奮をおぼえます。2011/05/15

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