上司 豊田章男 - トヨタらしさを取り戻す闘い 5012日の全記録

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上司 豊田章男 - トヨタらしさを取り戻す闘い 5012日の全記録

  • 著者名:藤井英樹
  • 価格 ¥1,899(本体¥1,727)
  • PHP研究所(2025/09発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569859866

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内容説明

「僕の任期は実質1日だったと思う。これだけグローバルに事業を展開していると、毎日どこかで何かの問題が発生している。(中略)毎日が決算発表であり、株主総会だった。そうやって1日1日を必死に生き抜いてきた結果、今日も生きている」(本書「おわりに」)豊田章男氏の5012日に及ぶ「闘い」のメッセージをともに紡いだ、現役のトヨタ自動車フェローによる初めての書。「私はジャーナリストでもなければ、アナリストでもない。ましてや作家でもない。豊田さんのもとで働いてきた一人のトヨタ社員に過ぎない。私が豊田さんから教わったことの1つに『肩書なんて関係ない。最後は見ている者が強い』ということがある。私は、部下として、意志を持った一人の人間として、豊田さんの闘う姿を、苦悩する姿を、嬉しそうに笑う姿をずっと見てきた。私が豊田さんの広報担当業務秘書になり、初めて挨拶をした2009年5月8日から、豊田さんがトップ交代を発表した2023年1月26日までの13年8か月、日数に換算すれば5012日。赤字転落、世界規模でのリコール問題、東日本大震災など数多の危機に直面する中で、いつしか豊田さんの想いを言語化し『メッセージ』にすることが私の役割となった」(同「はじめに」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鬼山とんぼ

2
時価総額最大ではないが、世界中の人々の実生活との関連ではトヨタがトップ級企業であることは間違いない。そのリーダーとしてリーマンショック、大震災、EV化、コロナ禍、ウクライナ戦争という大きな転換点に遭遇し続け、かつ見事にやってのけた豊田章男氏は間違いなく歴史に残る名経営者である。本書は伴走者として広報を担当した部下による緻密な記録。40年前大学時代にGMを大発展に導いたA・スローンの自伝『GMとともに』を読んだが、現代の製造業系マネジメントを研究する人々にとっても本書は必読であろう。後半やや冗長なのが難。2025/12/17

ふみりな

2
豊田社長は純粋で熱い人何だと思う。これだけの規模の会社で周りから見て熱量を感じられる会社はないだろう。2025/11/08

NAGISAN

1
章男社長の広報戦略の薫陶を受け体現するにいたった人が筆者。辛辣には記述されていないものの、章男社長の経営手腕や日本経済の屋台骨の支えるトヨタを揶揄するマスコミ論調に対して、「メディアは国民の教科書」(国民を良い方向に導く)との考えと現実のメディアへの失望(→オウンドメディアの立ち上げ)がわかる。社内では機能分業が高度に進みトヨタの成長を牽引した組織についてもデメリットが目立ち、改革する章男社長への反発も言外にわかる。自分ではなくYOUの視点や創業時の「豊田綱領」などに立ち戻れる歴史があるのも強み。 2025/11/13

ベーコン

1
町一番の企業になる、幸せの量産等豊田章男が社長になってからトヨタの理念を回帰するまでの記録を記載。個人的には古く感じるが、トヨタ社員としては読むべき作品。2025/10/31

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