ミャンマーの矛盾――ロヒンギャ問題とスーチーの苦難

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ミャンマーの矛盾――ロヒンギャ問題とスーチーの苦難

  • 著者名:北川成史【著】
  • 価格 ¥1,936(本体¥1,760)
  • 明石書店(2025/09発売)
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  • ISBN:9784750354088

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内容説明

国軍のクーデターに揺れるミャンマーで何が起きてきたのか。ロヒンギャ難民の大規模流出が始まった直後からクーデター発生のころまで、長期にわたる綿密な現地取材から、ミャンマーが抱える複雑な側面を克明に描き出す。

目次

序 共闘宣言~「敵とは国軍で、私たちお互いではない」~
第1章万人の苦悩
1 止まらぬ流出
消えぬ傷跡
無秩序な拡大
心身に傷
奔走する医師
ヒンドゥー教徒
2 遅れた説明
民族浄化の教科書
「被害者非難」の会見
憲法が定める特権
呼び名避けた法王
続く焼き討ち
第2章 排除の根源
1 歴史の波
結節点
発展と滅亡
日本の侵攻
悲願と悲劇
国軍の介入
独裁政権
ゴルフバッグ
2 狭間に立つ人々
独裁下の国籍法
統計の対象外
重層構造
自称と他称
深い溝
閉め出し
スーチー登場
軍政・民政下での差別
過激な言論
ARSAの蜂起
ぼやけた組織
アナン委員会
実現しなかった提言
第3章 遠い故郷
1 冷める熱気
安直な合意
割れる社会
言論への圧力
姿見えぬ変革
教育格差
唐突な表明
IDPキャンプ
強調される準備
水害の危険
2 深まる苦境
遅い歩み
国軍主導のジェノサイド
最も深刻な事例
血染めの中庭
遺体が浮く川
艦砲射撃
主要な標的
同型の暴力
記者実刑
揺らぐ報道の自由
お粗末な情報操作
管轄権、行使可能
国連機関の不満
沸かぬ「11月帰還」
夫の殺害
孤児、搾取の恐れ
職の奪い合い
栄誉はく奪
帰還、再び延期
バングラデシュの強権
3 望郷と苦悩
控訴審も有罪
新たな不安、AA
残留者たち
一方的な「停戦」
停滞感
タイ漂着
ASEANの弱み
国軍の利権
手痛い合弁
中国の存在
現れない希望者
指名への戸惑い
増す息苦しさ
少しでも豊かに
97%、学習機会なし
ICC、捜査へ
異例の出廷
大量虐殺を否定
一帯一路
欠点のある調査
国連報告との差異
甘い自浄作用
強まる内向き
元同志「期待外れ」
第4章 さまようロヒンギャ
1 コロナ禍の難民
キャンプ封鎖
「密」の懸念
脱出、後絶たず
言い訳
2 離散の民
監獄
消えた肉親
性被害の訴え
長引く滞在
トラウマ
生き、眠り、死ぬ
仏教国の避難者
置き去り
滑稽で不公平
ロティの屋台
犠牲祭
差し入れ
コンテナ村
第5章 クーデターの影
1 融和と葛藤
兄弟姉妹
ポピュリズム
100%は喜べず
複雑な心情
日本からの訴え
待望の認定
いとこの殺害
泥の島
2 未来に向けて
文化を守る
謝罪への驚き
ボールを通じて
協調のメッセージ
共生社会
思わぬ依頼
長い闘い
ミャンマー関連年譜
主要参考文献
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Ahmad Hideaki Todoroki

0
短いインタビューが中心で時事的な内容。研究者の書いた本とは筆致がだいぶ違うが、読みやすいことは確か。2024/05/27

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