テレビジョンの文化史――日米は「魔法の箱」にどんな夢を見たのか

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テレビジョンの文化史――日米は「魔法の箱」にどんな夢を見たのか

  • 著者名:小代有希子【著】
  • 価格 ¥5,544(本体¥5,040)
  • 明石書店(2025/09発売)
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  • ポイント 1,500pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750353982

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内容説明

かつて日米のテレビエンジニアたちは、国境を越えた共通のライフスタイルをつくる夢を見た。だが戦後、テレビ文化が発達するにつれ、日米の溝が次第に深まっていったのはなぜなのか。「環太平洋アジア・テレビ文化圏」の可能性とあわせ、新世代に問う意欲作。

目次

はじめに――日本とアメリカをつなぐテクノロジーと文化
第1章 「魔法の箱」とグローバリズムの夢
Ⅰ 無線通信と世界――テレビ開発の前史として
Ⅱ テレビの誕生
Ⅲ 一九三〇年代の日米テクノロジー交流
第2章 アメリカ占領とテクノ・ナショナリズム
Ⅰ 大戦から終戦直後へ――それぞれのテレビ開発
Ⅱ 再開した日本のテレビ開発とGHQ
Ⅲ アメリカの「支援」
Ⅳ 日本におけるテレビ本放送のはじまり
第3章 テレビ文化黎明期――日米ベビーブーマーの共通体験とへだたり
Ⅰ シンクロニシティ
Ⅱ 日本製テレビ、アメリカへ
Ⅲ テレビで見る相手
第4章 カラーテレビの不調和――アメリカの恩と日本の感謝をめぐって
Ⅰ カラーテレビ創成期と東京国際見本市
Ⅱ RCAサーノフへの勲章と来日
Ⅲ ニューヨーク世界博とカラーテレビ
第5章 衛星放送と友好のイメージ――宇宙中継がつなぐもの
Ⅰ 衛星テレビと日米同盟
Ⅱ 東京オリンピック衛星中継への道
Ⅲ 衛星テレビ放送がつながなかったもの
第6章 テレビで相手を知ること――ドキュメンタリーからコメディまで
Ⅰ テレビの真実と「ウソ」
Ⅱ 日米友好を促進するテレビ番組
Ⅲ 『われらの世界』とアポロ中継
Ⅳ 日本からの発信
第7章 VCR革命とtele-vision(遠く離れた視界)
Ⅰ 絡まり合う日米の思惑
Ⅱ VCR革命
Ⅲ みえない相手
おわりに――ここからどこへ
あとがきにかえて

人名索引
事項索引

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