内容説明
堅苦しいのは嫌い、ふざけているのが好き。30歳になってもそんな子供っぽさの残るミサが好きになったのは、同棲中の恋人がいる隆文だった。夏の終わりの夜、ファミレスで恋人の愚痴を聞いたことをきっかけに隆文はミサの家に居候。なのに恋人との関係を終わらせようとしないのだ。しびれを切らしたミサはついに出禁を言い渡すが……。普通の二人の歪な関係。芥川賞作家による絶品恋愛小説。(解説・角田光代)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
エドワード
18
小説家のミサの部屋は仲間たちの溜まり場だ。その名もネバーランド、くつろいでだらだら過ごせる場所。そこへ入り浸る隆文をミサは大好きだ。恋人同士と思っている。だが、隆文には別の恋人がいる。ミサが「彼女と別れて一緒に暮らして」と何度言ってもノラクラと別れない。隆文はご飯も作らないし、ミサとのドライブに彼女の兄の車を借りてくる。最低!端から見ると完全にクズ男なのだが、ミサは理屈ぬきで隆文が好きなのだ。結構長編小説だが、ず~っとグダグダが続き読者はイライラが募るね。最後の最後で急展開、隆文もやる時はやるんだぜ。2025/10/13
たっきー
12
30歳のミサと、ミサの家に頻繁に来る隆文。ただ、隆文には同棲中の恋人がいる。関係をはっきりさせたいが、のらりくらりとしたままの隆文。終始ふたりにイライラしながら読み続けた。最後はこれでいいの…?そんなにうまくいく?2025/11/16
NAOAMI
12
二股かけてズルズル結論曖昧なまんまの男もわからんし、そんな男の一挙手一投足に好きを見出しては、ズルズル通ってくる彼の言いなりになってる女もわからん。別れちゃえと言う友人たちに一票。ずっとこのズルズルを読まされるとは。これは理解不能な彼側の何らかの秘密が暴露されるまでのミステリでどこかに伏線が張られているのだろうと無理やり思っていたが、まさかのオチ。スンナリ過ぎて逆に驚かされるという手か?彼の仕事もわからんし、元の彼女との関係も「手紙」も謎やし。とってつけでネバーランドお意味解釈まとめとか。なんか消化不良。2025/10/25
ナオ
9
面白い。ネバーランドだろうと思わされる、主人公の部屋での友達や顔見知り達との集まり。凄く楽しそうだし、主人公の料理がまた、美味しそうでうらやましい。彼女が作家なのも、そんな生活できるよなーと憧れる感じなのに、たった一つ。恋人が、同居中の彼女がいる人って言うのがねーと思わされるお話。しかも主人公部屋に入り浸っているのに、お金も出さないし、洗い物もしないとゆー苛つく男だけど、顔が好きらしい。顔が好きならまー許せるのかとも思う。目に入るものか理屈無しに好きなら、そりゃそうかとも思う。映像化希望します2025/12/29
陽ちゃん
9
表紙の美味しそうな朝定食みたいな絵につられて手にしました。主人公ミサがダメダメ彼氏隆文のために作るご飯は美味しそうですが、二股をかけている隆文の優柔不断さにも、そんな彼との関係を続けるミサにもイライラさせられました。なので、ラストの急展開には驚きました。約20年前の作品のようですが、彼らの今、も気になります。2025/11/29
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