冷食捜査官(1)

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冷食捜査官(1)

  • 著者名:とり・みき【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2025/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063727562

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内容説明

動機は“食べたい”ただそれだけだ!SF大将とり・みきが贈る近未来ハードボイルドギャグ漫画、推参!
時は近未来。安全無害の合成食料の完成により、食料統制が始まった。雑菌だらけで汚染された自然食品は製造・飲食が禁止となり、冷凍食品も所持することすら禁止された。それでも食料統制以前に作られ地下の貯蔵庫に眠っていた大量の冷凍食品がブラックマーケットで取引されている。巨額の金と血を賭してまで“冷食” を求める連中は後をたたない。冷食シンジケートが暗躍する中、我らが農林水産省・冷食捜査官が立ち上がる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kei-zu

10
紙の本も持っています。Xの投稿で見るところでは、経年によりページがバラバラになっている紙の本は多いようですが、本棚を確認したところ私の本は無事でした。電子化を機会に久しぶりに再読しても、変わらぬ面白さ。電子化では鮮やかな着色ページも増えてうれしい。刊行当時は「冷食なんかをありがたがって」というニュアンスが(ギャグとして)あったわけだが、今の冷食はおいしいからねぇ。2025/10/07

hibimoriSitaro

7
再読。2008年11月初版。そのうちテレビドラマになるだろうなあと20年来思っているが一向にその気がない。ベストは最後のやつ。続篇あるなら吾妻さんみたいに売ればいいのに。オビの「この作品は今はまだフィクションです」の惹句がうまいねどうも。2016/08/21

かながわ

6
絵に騙されてはいけない実はしっかりハードボイルドなのでは。ミックス・ベジタブルがこんなにも胸に迫るのは初めて。2020/06/26

さとさとし

6
食糧事情から合成食料を食べることが当たり前になった時代。効率の悪い自然食を食べることは犯罪となる。 しかし、昔からの食べ物が忘れられない人が違法冷凍食品に手を出す。それを取り締まる捜査官が主人公というわけだ。 とり・みきのポップな絵と密輸されているのが冷凍アジフライなどのフツーの品でバカで面白い。 バカバカしい話を締める気取ったセリフ回しがまた、たまらない。 ラストの話はそのセリフでうっかり泣きそうになる。2020/04/19

marua

6
再読。ハードボイルドとSFの見事な融合。なのに織り交ぜられてるギャグも秀逸。最初に描かれてから15年以上の開きがあるのにクオリティもテイストも変わらない。全編くすりと笑えて、切なさや哀しさが残る。すごい作家だと思う。帯に書かれた「この作品は今はまだフィクションです」が効いてる。2013/03/01

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