内容説明
アムステルダム・ゴッホ美術館監修
新たな視点からゴッホの晩年を描き出す
「星月夜」「ひまわり」「夜のカフェテラス」など傑作の生まれた3年間。
その果てに彼が見出したものとは――?
弟テオとの書簡や絵画を用いて制作され、
オランダで最も読まれているグラフィックノベル
世界20カ国以上で刊行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
108
1888年2月ゴッホがパリからアルルへ旅立ち、1890年7月生涯を終えるまでの密度の濃い3年間につきゴッホの手紙と共にその生活を描いた漫画。単純化された色彩のはっきりした絵で読みやすい。希望に溢れてアルルに来て、ゴーギャンを迎えたものの、精神的に病み耳を切り落とす事件から精神病院に入り、パリの展覧会で認められつつある中生涯を終えた。翌年弟テオも亡くなった。最後の3年間に描いた絵の題名が欄外にあり、その時期のエピソードと対比できる。主要な作品は、1888年秋から1890年夏までの2年足らずの間に描かれた。2022/11/26
ぐうぐう
27
グラフィックノベルで描くゴッホの晩年。小説でもなく映画でもない、漫画で描かれることの意味を痛感させられる。テオやゴーギャン、アルルで出会う人々と熱い口論を交わすゴッホだが、そこにゴッホの思想が読み取れることを認めつつも、この漫画の読みどころは、セリフのない場面こそにある。一心になって絵を描くゴッホの姿、あるいは美しいアルルの風景、そんな言葉のない場面が成立可能なのは、漫画が沈黙を描くに適しているからだ。(つづく)2019/01/19
Cinejazz
25
ゴッホの晩年 — 「ひまわり」 「月星夜」「夜のカフェテラス」など傑作が生まれた3年間を、オランダのイラストレーター<バーバラ・ストック>が、ゴッホの弟テオとの書簡や絵画を用いて描かれたグラフィック・ノベル。…〝親愛なるテオへ 君とゴーギャン、ベルナ-ルのことを、いつ何時もどれだけ考えていることか。皆がここにいてくれたら、どんなにいいだろう。 君はきっと僕の最新作「星降る夜」を気に入ってくれると思う...画家の人生にあるものの中で、死はそれほど難しいものではないかもしれない。 僕の頭にはもう何週間も靄が↓2025/12/27
コニコ@共楽
22
ゴッホの絵が好きだ。この本にはゴッホの絵に対する敬愛が感じられた。今日は幸運にもこの本の作者のお話を聞くことができた。この本の制作には3年かかってゴッホと共に歩んだ道のりだったことを聞いて納得できた。ゴッホの気持ちになってこの本の輝く色彩ができたのだろう。彼が麦畑に消えていくエンディングが胸にしみた。2019/11/01
usako♪
16
ゴッホの芸術への想いと苦悩がシンプルに描かれています。 漫画に挟まれた、兄弟書簡、弟のテオの兄に対する優しさにジーンときます。テオの子供に兄と同じフィンセントと名付けているくらいです。涙しました。 この本を読んで、もう一度ゴッホ展に行きたくなってしまいました。名古屋4/10まで。 2022/04/06
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