中公文庫<br> 昭和の遺書

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中公文庫
昭和の遺書

  • 著者名:梯久美子【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2025/08発売)
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  • ISBN:9784122076914

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内容説明

「遺書」は個人が時代に記す小さな刻印──。
芥川龍之介、太宰治、山本五十六、円谷幸吉、三島由紀夫、石原裕次郎、美空ひばり、昭和天皇といった著名人から特攻兵、戦没学徒など市井の人まで、人物ノンフィクションの名手が昭和の歴史を遺書でたどる。
平成期の遺書を扱った補章を増補した完全版。〈解説〉保阪正康

〈目次〉
中公文庫版まえがき 
第一章 テロと不安と憤怒と〈昭和初年~開戦まで〉
芥川龍之介、磯部浅一、北一輝、西田税、小林多喜二の母・セキほか
第二章 前線に散った人々 〈開戦~昭和20年8月〉
特攻の父・大西瀧治郎、戦没学徒・林尹夫、詩人・竹内浩三、山下奉文、山本五十六、今村均ほか
第三章 敗れた国に殉じて〈敗戦前後〉
阿南惟幾、杉山元、東條英機、近衛文麿、甘粕正彦、川島芳子ほか
第四章 戦後の混乱のなかで 〈昭和20年代〉
広田弘毅、山崎晃嗣、太宰治、秩父宮雍仁ほか
第五章 政治の季節と高度成長〈昭和30~40年代〉
樺美智子、山口二矢、円谷幸吉、三島由紀夫、連合赤軍・森恒夫、小泉信三、沢田教一 ほか
第六章 大いなる終焉へ〈昭和50~60年代〉
井上成美、日商岩井常務、日航機墜落事故被害者、石原裕次郎、美空ひばり、昭和天皇ほか
補論 平成の遺書を読む

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

113
昭和に亡くなった人たちの遺書を辿る一冊。自殺した人(芥川龍之介、太宰治、大西瀧治郎など)、処刑された人(北一輝、山下奉文、広田弘毅など)だけでなく、文化人・軍人・政治家など様々な人たちの生前の言葉を通じて、昭和という時代に思いを馳せることができるいい本だと思う。改めて、川端康成さんが「千万言も尽くせぬ哀切」と評した円谷幸吉さんの遺書に胸が締め付けられる。本書は単なる遺書のオムニバスではなく、樺美智子/岸上大作/山口二矢の死を一連の物語として関連づけて描くなど、著者の歴史観が織り込まれた構成も素晴らしい。2025/09/14

Gen Kato

3
「遺書」で追う戦前戦中、そして戦後。各人各様、いろいろ考えさせられて、読みやすい文章なのだが読み進めるのに時間がかかる。当たり前のことながら、遺書は手紙なので、宛てられた誰かに対する思いが本音を隠させたりするわけで…   それにしても「昭和」は長い歴史区分だったなあと改めて。2025/09/24

るな

2
昭和に生き、昭和に生を終えた人達の遺書を通して昭和の時代性を浮かび上がらせる。戦後生まれの自分にとっては、はるか遠い過去と思っていた昭和前期の軍国主義の台頭と、その果ての戦争。それらのもたらした深い心の傷や重い記憶を、実は昭和が長らく引き摺っていたことが分かる。日商岩井常務やKDD参与の生き方も自死も、特攻隊世代ゆえの選択ではなかったのか、と思えてくる。昭和の遺書の締めくくりに誰よりも相応しい昭和天皇の抱えた葛藤と、死を目前にした静謐な心境は胸を締め付ける。2026/01/30

くじら

1
軍人、政治家、作家などの遺書から昭和史をたどる。 命が終わることがわかっている人の言葉の重さと切実さに感じ入る。円谷幸吉氏の遺書に涙。2025/12/24

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