森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

  • 著者名:逸木裕【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 中央公論新社(2025/08発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120059445

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内容説明

第25回本格ミステリ大賞[小説部門]受賞作家の意欲作!

投票していただけますか。
彼を父と認めるか、否かを――

カリスマ経営者として多くの人に愛されていた森栄莞爾。
だが彼は、精子提供で105人もの子供を作っていた。
そのリストが出回ったことで、自分が莞爾の子供だと知った健太は、他のきょうだいたちと出会い、ある提案を受ける。
「莞爾を父だと認める声明を出してほしい。全会一致の場合、1000万円を支払う」

育ててくれた人と、遺伝子が繋がっている人。
あなたは、どちらを《父親》と呼びますか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

148
SNSを通じた精子提供で50人以上の子を儲けた人がいる。あくまでボランティアであり、対価は受け取っていないという。しかし地位も名誉も財産もある著名人が百人以上の子を作っていたら、否応なく理由や思惑を考えてしまう。そんな事実を知らされた12人の男女が生まれた事情を探し求める姿は、本人は真剣だろうが滑稽ですらある。彼らにも思いがけず知った話を有利に導こうとの思惑が生まれ、計画したり右往左往するのだから。しかし隠された真実が明らかになった時、人の倫理と父親の苦衷を両立させる方法は他になかったのか答えは見えない。2025/09/12

オーウェン

62
経営者の森栄莞爾が遺した精子提供による105人の子供たち。 そのリストが流出する事態になり、それを改善するため集められた12人の子供たち。 ここから莞爾を父とするのかしないのかで議論が始まる。 育ての親と、精子の提供者。どちらが真の父親なのか。 12人の1人である健太は自身の出生に悩み、莞爾の生い立ちを調べていく。 そもそもなぜ莞爾は精子提供したのか。 その意外な事実が最後に飛び出すが、健太の選択もまたそれを受け入れてゆえの結論。 集められた12人の繋がりも意味があった。2025/10/20

koma-inu

43
カリスマ経営者森栄の精子提供で産まれた12人の子供達が出会い、父親として認めるか否か議論合戦。ミステリとしては森栄が精子提供を始めた真の狙いに驚かされる。ただ・・際どいテーマを扱ってて、感想が難しい😓 「育ての親か、産みの親か」という本書のテーマをどう捉えるか。何に共感したらよいのだろう??という困惑が残った。少なくとも結末の選択に、共感を得れないですね・・筆者が敢えての課題提起した、読む人によって感想が180度変わりそうな問題作。2025/12/21

まろん

34
大手ビジネスホテル創業者「森栄莞爾」が長年に渡る精子提供をしており、子供は105人いた。うち12人の子供達が集められ「森栄莞爾を父だと認める声明を出して欲しい」と提案される。 提供者が何者なのか、105人もの子供を作った理由を解き明かしながら「血縁」「育ての親」「人工授精」について問いかけてくる物語。 親目線で読むとしんどくなり、読むのに時間がかかった。2025/12/31

ぽてち

32
ビジネスホテルチェーン〈ラ・フォレ〉の創業者である森栄莞爾が死去して4年後、彼が生前行っていた行為の記録が流出する。彼はAID(非配偶者間人工授精)のドナーで、彼が提供した精子によって105人もの子供が生まれており、流出したのは彼らの個人データだった。森栄の右腕だった支倉により連絡のついた12人が呼び出され奇妙な依頼を受ける。男はいかにして父親になるかという命題の変種か。ミステリー仕立てではあるものの、いささか苦しい。最後に明らかになる真相も突飛すぎてついていけなかった。逸木さんにしては……という印象だ。2025/10/13

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