祝祭日が語るカナダ

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祝祭日が語るカナダ

  • 著者名:細川道久【著】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 彩流社(2025/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 690pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784779130441

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内容説明

「祝祭日」は歴史や社会を映し出す鏡である。

祝祭日は、人々の年間の生活サイクルに組みこまれた身近な存在である。何を祝うために設けられ、どのような経緯で始まり、どのような変遷をとげてきたのか。それぞれの祝祭日には歴史があり、それを知ることは、その国の歴史や社会を理解する重要な手がかりとなろう。カナダの場合、全国レベルの祝祭日もあれば、州や地域独自の祝祭日もあり、それらのなかには、移民・先住民・宗教に関するものも少なくない。これらの祝祭日は、英仏の植民地時代を経て大英帝国から自立した歴史、米国とは似て非なる展開をとげてきた歴史、あるいは多民族・多文化社会の歴史などを反映しており、まさにカナダの歴史を映し出す鏡といってよい。本書は、カナダの祝祭日の起源や変遷を通して見えてくる、この国の歴史や社会を詳らかにするものである。

目次
第一部 全国的な祝祭日
第1章 西欧・キリスト教の伝統
【New Year’s Day,Good Friday,Easter Monday Christmas,Boxing Day】
第2章 母なるヴィクトリア【Victoria Day】
第3章 カナダの誕生日【Canada Day】
第4章 労働者の休日は、夏の終わり【Labour Day】
第5章 先住民との共生をめざして【National Day for Truth and Reconciliation】
第6章 アメリカとはちがう感謝の日【Thanksgiving Day】
第7章 戦没者の追悼【Remembrance Day】
第二部 州(地域)独自の祝祭日
第1章 フランス系カナダの特別な日【National Patriots’Day,Quebec’s National Day】
第2章 もう1 つのフランス系カナダでの祝祭日【National Acadian Day】
第3章 マイノリティ復権の日【Louis Riel Day,Civic Holiday(ノヴァスコシア州)】
第4章 最東端での特別な祝い
【St.Patrick’s Day,St.George’s Day,June Holiday,Memorial Day,Orangemen’s Day,Armistice Day】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
州独自の祝祭日も存在・地方分権的な構造 多様な宗教・文化に基づく祝祭日 イギリス連邦への変容 ミドル・パワーとしての独自性を発揮 穏健で秩序に基づいた労働者の祭典 先住民寄宿学校の悲しく痛ましい歴史 セトラー・コロニアリズムの視点 真実と和解の日 七面鳥料理は急速に広まり 戦没者追悼のシンボルとなった赤いポピー ヴィミー神話はつくられた神話 フランス系のアイデンティティを強化 愛郷者の日 フルール・ド・リゼ カトリック信仰で結ばれた共同体 ニューフィ・イングリッシュ 単なる休日化していく傾向2025/05/05

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