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内容説明
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なつやすみ、ケンジがこぎつねと迷い込んだのは
妖怪の里でした
人気イラストレーター・吉田誠治、初の描きおろし絵本!!
夏休み、少年ケンジはとある神社でこぎつねと出会い、
一緒に「なくしもの」を探す小さな旅にでます。
曲り家、柳翁宿、卯子酉神社、デンデラ野、マヨヒガ、続石……
立体間取りイラストでたどる遠野の里と、深い森や小川の神秘的な風景。
座敷童やカッパ、天狗、幻の白い鹿、オシラサマ、かまど神など、遠野を代表する妖怪たちが絵の中に隠れていて、それを探す楽しみも満載。
はたして、こぎつねの「なくしもの」は見つかるのでしょうか……?
読んであげるなら 4歳から
自分で読むなら 小学校低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
134
吉田 誠治、初の描きおろし絵本です。遠野物語、妖怪絵本、きつねが可愛いせいか、あまりおどろおどろしさがありません🦊🦊🦊 https://www.genkosha.co.jp/book/b10143589.html2025/10/10
Alm1111
8
『遠野物語』をベースにした絵本。建築雑誌や『ものがたりの家』などで知られるイラストレーター吉田誠治が手がけた絵本で、さすが随所に遠野の民家の立体間取りが描かれていてワクワクさせられる。建物が上手い人、自然物を描ける人、人物が得意な人はいるが、全てをこなせる人は多くない。彼の丁寧な絵柄や確かな設計力に加え、随所に遊び心があふれている。おすすめ!2025/10/16
あゆぷ
7
同じ人の『ものがたりの家』がとにかく好きで電書でも買ってながめている。この絵本も、同じように家が中身ごと俯瞰で描かれていて、しかもそれが遠野を舞台にしていて、好きにならない訳がない。話自体はとてもシンプルで繰り返しの面白さがあって、それもいい。 金魚のブリキのジョウロ、実際に持っていたことはないけれどなんとなく懐かしく温かくなる。 遠野に一人で行ったのは2008年。車もグーグルマップもない頃に、河童の淵はともかくデンデラ野までよく行けたと今でも思う。2025/11/16
たけとり
4
図書館本。可愛くて、色彩のタッチも好みだった。遠野は行ったことがあるので土地勘があるのだけど(巻末に登場した場所を記した地図もある)、小学生が1日で回れる距離じゃないぞ…w そういや作者と舞台を回るツアーがあるみたいだけど、続岩周辺にクマが出たらしいし、大丈夫なんだろうか…。2025/10/28
たくさん
3
いきなり主人公がキツネの手を握るのでエキノコックス(?)の心配をしてしまう。遠野というのはビジュアルよりも言葉にシンパシーを感じやすくなっていて、実際の景色ではない自分の想いの景色というか雰囲気になりがち。(行ってみたらいいのかもしれないけど)吉田氏の緻密な家の描き方や神社や森や田畑の雰囲気が陽の光と地面の土のにおいや水の音なんかまで想像させるような心地よさがこの世界に入っていきたいなと思わされる質感のいい絵本です。上質な絵本です。2025/09/21




