角川ホラー文庫<br> 身から出た闇

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角川ホラー文庫
身から出た闇

  • 著者名:原浩【著者】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • KADOKAWA(2025/08発売)
  • 3連休は読書を!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/23)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041159194

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内容説明

これは私が、角川ホラー文庫編集部から依頼を受けた連作短編集です。駆け出しの私に依頼が来るだけありがたく、最初は喜んで引き受けた作品でした。しかし、短編を提出するごとに、担当編集の休職が発生している以上、これを刊行するという編集部の判断が、正しいのか分かりません。
※このあらすじは、原浩氏の強硬な主張により、挿入されたものです。編集部の意図とは相違があります。本作は、あなたが望んでいる作品です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

75
角川ホラー文庫の編集部から依頼を受けた原氏が次々と書き上げる物語。それを読んだ編集者が2人…。という現実と虚構を織り混ぜつつ恐怖を描く連作短編集。3名の編集者との打ち合わせでSNSの恐怖について書いた「トゥルージー」日常に潜む恐怖がテーマの「裏の橋を渡る」もし死ぬ人がわかったら…「らくがき」など。しかし物語を書き上げるごとに関わっていた編集者が原氏の前から姿を消す。彼女たちは何かに怯えていたというが…。果たしてこの本は本当に出版しても大丈夫なのか?ホラー文庫の役割を大胆に脚色したリアルで遊び心のある1冊。2025/09/14

眠る山猫屋

69
作家・原の元に、角川ホラー文庫側から持ち込まれた短編集の企画・・・そこから始まる怪異譚。モキュメンタリーに区分されるのかな?編集者たちとの打ち合わせを挟みながら怪談を描くのだが、構成が非常に秀逸。一話語られる毎に編集者が減っていく構成、語られた怪談もとても怖い。SNS、橋、エレベーターなど、どれも深い闇への入り口。逃げ道を用意しておいて罠を仕掛けるような作風は『やまのめの六人』の作者と知って納得。2025/10/31

のりすけ

59
デビューした時から追いかけてる作家さん。モキュホラ風味で目を引きつつ、根底はきちんとしたホラーになっているのが良い。編集の人…。「トゥルージー」は、最近の繋がっていたい願望の強いお嬢ちゃんたちはいろいろ大変やなぁ、とそっちの心理が怖かった。全体を通してガクブルするほどは怖くないが、うまく纏まっててこれはこれで好き。2026/01/28

キナコ

57
作者買い。全5つの短編集。インスタのようなSNSでは自分たちが知らない誰かに見られており、時間内にルールに沿わないと連れて行かれる。スマホを通しての日常系ホラー。ずっとスマホに支配され続ける人生になるのかな。街の中にあるらくがきが意図して描かれたものだったり、作品を通して編集者の身に異変が起こったりと、じわりと滲みよってくる怖さが魅力的だった。意外と自分で気付いていないだけで、日常のホラーってあるのかもしれない。2025/09/05

佐倉

30
ひとつひとつの作品の完成度が高くどれも怖い短編集。各作品の間に原浩と担当編集のやりとりがブリッジで入る三津田信三の『怪談のテープ起こし』を思わせる構成だが、こちらはより現在のホラー小説の文脈に沿った流れになっており、作品の緊迫感を高めている。SNSを題材にした怪異、半ば依存になるような感覚と強迫感を絡めた『トゥルージー』、幼い頃の後悔が橋というどこにでもあるガジェットで訪れる『裏の橋を渡る』、緊迫感のあるやり取りが魅力的な『らくがき』、『潰える』でも印象的だった『828の1』とどれも魅力的。2025/09/01

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