内容説明
【これまであまり表に出すことのなかった自身の半生と、楽曲制作における思考を紐解く】
手掛けた映画音楽は80本以上、テレビドラマ音楽は50本以上。日本アカデミー賞をはじめ、多くの音楽賞を獲得した作曲家、岩代太郎による初の自叙伝。映像音楽を中心に、多くの名作音楽を手掛けてきた作曲家が、還暦を機に明かす作曲思考。映画や音楽ファンはもちろん、作曲家を目指す人々への希望と励みともなる一冊。
第1章では、プロの作曲家としてキャリアを切り開いた経緯から、作曲家だった父との関係、自身が納得する仕事との向き合い方と役割、社会貢献活動への目覚めとこれからの挑戦など。作曲家稼業の果てしない悦びと苦悩を赤裸々に、ユーモアを交えて、時にセンチメンタルに綴る。
第2章では、NHK大河ドラマ「葵 徳川三代」や初のアニメ音楽「H2」などの作品を通じ、依頼を受ける背景から音楽を生み出すための思考回路、完成させるまでの道のりなど、「岩代太郎音楽」のからくりとこだわりに迫る。
第3章では、「新しい音楽の必然性を生み出したい」と願う岩代が映像作品の種まきとして綴ってきた短編小説(プロット)のなかから、舞台の原案として使われたものも含め4篇を初公開。なぜこの世に「音楽」は必要なのか。音楽の必然性を探求した意欲作。
【本書ならではのスペシャル対談を実施!】
第一線で活躍するクリエイターの、澤野弘之(作曲家)、坂本和隆(Netflix)、三島有紀子(映画監督)を迎え、エンターテインメントや映画が担う音楽の真価と未来について語り合う。
目次
第1章 人生――音楽に導かれた半生
ルーツ
自己プロデュース
親子物語
ポスト・プロダクション
期待される自分、期待する自分
ゼッケンとオトブミ集~絆
「あの人」のために
音楽の輪郭
真実と真理
第2章 思考――作品制作の背景
パープル・スコア
音楽を生み出す方法
モチーフ主義
足し算と引き算の美学
こだわりのレコーディング
心の扉
第3章 小説――音楽の必然性を問う原案を綴って
映画の種まき
『Serenade Z135 /セレナーデZ135』
オペラの向こう側
『Life Concerto /ライフ・コンチェルト』
ボーダーレスな世界
『Premiere /プレミエ』
キャンバスに描く音符
『Croquis /クロッキー』
CROSS TALK
澤野弘之(作曲家)× 岩代太郎
坂本和隆(Netflix)× 岩代太郎
三島有紀子(映画監督)× 岩代太郎
column 1 太郎の「衣」食住 憧れを着る
column 2 太郎の衣「食」住 美食探訪
column 3 太郎の衣食「住」 引きこもりバンザイ!
【電子書籍版では、巻末付録 おまけのオタマジャクシ/ピアノ譜「Brand New Tones」の掲載はございません】



