講談社ラノベ文庫 日替わり彼女 ～初恋はウソつきの始まり～ 【電子特典付き】

著者名：ｈａｒａｏ【著】/千種みのり【イラスト】

講談社（2025/08発売）

• ISBN：9784065407684

内容説明

事故で記憶を失ってしまった高校生・早崎真也。
孤独に思い詰める日々を過ごすなか、優しく俺を受け入れてくれた特別なクラスメイト・瀬川さんと付き合うことになったのだが――。

「わたしともう一度付き合って。同情でもいいから」

ある日、瀬川さんの親友・相葉結希から記憶喪失になる前の俺と恋仲だったことを告げられてしまう。
こうして始まった秘密の関係――『日替わり彼女』。
瀬川さんの習い事がある月・水・金だけ結希はこっそり俺の彼女になる。
限りなく理性的にただ抱き合いながら、結希は耳元で囁く。

「――真也のしたいこと、言ってみて」

失われた記憶に歪むふたつの恋、その行方は……。

※電子版には特典として、harao先生書き下ろしSSが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

事故で記憶を失ってしまった高校生・早崎真也。彼と2人の少女を巡る、失われた記憶に歪んでしまったふたつの恋の行方を描く青春小説。孤独だった自分を優しく受け入れてくれた特別なクラスメイト瀬川と付き合うことになった真也。しかし彼女の親友で幼馴染でもある相葉結希から記憶喪失になる前の彼と恋仲だったことを告げられ、こっそり始まった瀬川の習い事がある月・水・金だけ秘密の『日替わり彼女』関係。とはいえそんな関係がいつまでも続くわけもなく、必然の展開が待っていましたけど、そこで覚悟を決めた彼の決断には正直驚かされました。

2025/08/29

[真白優樹]

自己で記憶を失くした少年が、受け入れてくれた才女とかつての彼女であるらしい少女の間で揺れる物語。―――初恋に嘘を纏わせず、選択の先に未来を。　今の彼女か、かつての彼女か。歪みゆく二つの初恋の間で揺れる中、傷つくことが決まっている未来に向けて答えを出していく物語であり、主人公の強欲な、とても人間らしい選択が見所である、独特の不純さが魅力な物語である。初恋を守る為に決めた、嘘をつき続けると言う事を。飛び込んだ先、いばらの道の先に三人で幸せになる未来がありますように。 うん、面白かった。

2025/09/03

[kitten]

図書館本。なんとなく借りてみたけど、うーん。ハーレム系？二股系とでもいうのだろうか。嘘をつかない、という設定はわかるんだけれども、その縛りきつすぎないか、と思ってしまった。ふたりとイチャコラやってる話が書ければよかったのかなぁ？私には合わなかったけど、こういう話にも需要があるんだろうね。ちょっとエロい感じが、さらに私には合わなかった。

2025/12/05

[leo18]

不純系恋愛もの。ヒロインはかわいいし、ラブコメとしては良かったと思うけど、不純ものとしてはこの寸止め感は突き抜けたものがないと言うか物足りなさが残る。主人公のスタンスにも説得力がない。

2025/09/06

[MoriTomo]

事故で記憶を失った主人公が、2人のヒロインと恋人関係になるラブコメで、秘密の関係を紡いでいく中で揺れる心情と主人公の言動が見ものでした。 日替わりのように描かれる交流は罪悪感を伴いながらも胸を打ち、ヒロインたちの積極的なアプローチは必見でした。展開自体は予想できましたが、“初恋”を大切にする主人公の姿勢に引き込まれ、この恋の行方から目が離せませんでした。

2025/09/04