殺し屋の営業術

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殺し屋の営業術

  • 著者名:野宮有【著】
  • 価格 ¥2,035(本体¥1,850)
  • 講談社(2025/08発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065403303

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内容説明

第71回江戸川乱歩賞受賞作
異例の超ハイレベル最終候補作の中で、ぶっちりぎり第1位!

有栖川有栖
「乱歩賞作品の中でも異彩を放つ一作だろう」

貫井徳郎
「この物語に惚れ込みました」

東野圭吾
「読み手の心を掴む力に満ちていた」

湊かなえ
「主人公の内面の変化にワクワクしました」

横関大
「新人賞のレベルを超えた優れたエンターテインメント作品」


「営業ノルマ」は、2週間で2億円。
稼げなければ、全員まとめて地獄行き。

営業成績第1位、契約成立のためには手段を選ばない、凄腕営業マン・鳥井。
アポイント先で刺殺体を発見し、自身も背後から襲われ意識を失ってしまう。
鳥井を襲ったのは、「ビジネス」として家主の殺害を請け負っていた「殺し屋」だった。
目撃者となってしまった鳥井は、口封じとして消されそうになる。
絶体絶命の状況の中で、鳥井は殺し屋相手に「ここで私を殺したら、あなたは必ず後悔します」と語り出す。

「今月のノルマはいくらでしょう? 売上目標は?」
「契約率は25%……、残念ながら、かなり低いと言わざるを得ません」
「どうしてこんな状況になるまでプロの営業を雇わなかったんですか?」

そう……これは商談なのだ。
研ぎ澄まされた営業トークを矢継ぎ早に展開し、場の空気を掌握する鳥井。

「あなたは幸運です。私を雇いませんか? この命に代えて、あなたを救って差し上げます」

契約成立。
鳥井は、殺人請負会社に入社することに。
前代未聞の、「命がけの営業」が始まる――。

常識を覆す発想から走り出す、ジェットコースター・ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

719
設定だけで勝確。鳥井が殺し屋稼業に身を置くことになる序盤の掴みまでがバッチリで、中盤以降はスピード感とテンションは維持しつつも、少しずつボロを出しながら、それでも決定的に破綻をきたす前にしっかりゴールを決めて終われた感じ。個々のエピソードがあまり意味をなさずに脱線気味に感じられるのと、肝心の鳥井のやり口が"営業"の領分から逸脱していて、スーパー営業マンが裏稼業で力を発揮するという、そもそものコンセプトがブレている点がやや残念。最後の方は営業というより利益計算が得意な経理の人と化していた。続編あるなら読む。2025/11/15

starbro

398
江戸川乱歩賞受賞作を毎年楽しみにしています。本書は、ブラックユーモア営業マン・シュールミステリ、全選考委員が候補作全体がレベルが高い中で抜けていたと評価するだけあって、斬新な展開で面白かったです。何事も一流になるには、ストイックさが必要、主人公は、「笑ゥせぇるすまん」喪黒 福造の様でした。 本書のシリーズ化もしくは新たな作風の次回作を楽しみにしています。 https://www.kodansha.co.jp/book/products/00004168932025/10/14

パトラッシュ

356
昨年の『フェイク・マッスル』に続き、お仕事小説が乱歩賞に選ばれた。今回は殺し屋に消されかけたブラック企業の営業マン鳥井が、口八丁手八丁のスキルで生き残りを図る物語だ。邪魔者は始末して当然という裏社会の面々と渡り合い、一歩間違えば死が待つ状況から脱せねばならない。いわば『コンフィデンスマン』的な悪漢の活躍するコンゲーム小説であり、敵の思考を読み合う頭脳戦が面白い。そんな戦いを、あくまで仕事として業務の達成に勤しむ鳥井の真面目さが醸すブラックユーモアのスパイスで読ませる。映像化するなら鳥井役は毎熊克哉さんか。2025/10/24

海猫

322
鳥井は凄腕営業マンで年収2000万円超えだが、心に虚無を抱え生きがいを持てずにいる。そんな彼がある出来事をきっかけに殺し屋専門の営業マンとなり、裏社会に入っていく過程を描く。当然ながら裏社会は荒事当たり前で、鳥井は暴力的な能力はまったくない。さんざんな扱いを受けながらも営業スキルで渡り合うのがスリリング。裏社会で生きることにヒリヒリした生きがいを見出していくのも熱い。後半は別の殺し屋チームとの騙し合いがメインとなり危機一髪が続く。はたして2億円の「営業ノルマ」は達成できるのか?ロジカルな展開が素晴らしい。2025/11/04

のり

262
ダントツの営業成績を毎月積み重ねているが、達成感も高揚もなく日々を仕事漬けで送っていた「鳥井」。そんな中、クライアントに会う為に夜に訪問した先で殺しの現場に遭遇する。最早口封じの為に消されるしかない状況下で、鍛えられた営業トークで自らを売り込みする。殺し屋達の現状も切羽詰まっていた為に…期限内に二億の上納金。それを回収する為に鳥井は策を練るが、上司の殺し屋が能力低すぎるし、業界大手の殺し屋達との接触。極限で開花する新たなステージ。恐るべし鳥井。続編を求む。2025/12/17

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