光る夏 旅をしても僕はそのまま

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光る夏 旅をしても僕はそのまま

  • 著者名:鳥羽和久【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 晶文社(2025/08発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794980113

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内容説明

本書に綴られる断片的なストーリーは、読むたびに印象が変わる不思議な吸引力を持っている。一つ一つのエピソードが小さく沸騰しながら、時に結び付き、時に離れて、途切れない波紋のように読んでいる自分の心奥に広がり、揺れながら漂い続ける。──解説・石川直樹

「旅とは、別の生に入っていく経験である。その土地の匂い、身体、空気、時間、言葉の訛り、まなざし、無関係な音に巻き込まれ、自らが形を失い、ひとつの地図になるような運動である。でっち上げられた死んだ関係性ではなく、生きたままそれらと交わりたいと思った」
ジャワ島、ハバナ、スリランカ、メキシコ、アッシジ、ドーヴァー、クレタ島……世界の旅先で出会った、曰く言い難い体験の数々。世界のどこに行っても自己変革が起こるわけではなく、それで人生が変わるわけでもない。それでも、旅はいつまでも面白い。晶文社スクラップブックの人気連載を全面改稿し、さらに書き下ろしを加えた、まったくあたらしい紀行文学。

“民族、宗教、言語、感覚、制度──こうした要素が異種混交的に存在する土地が好きで、そこで自分の思考が地滑りを起こすこと、「何か」を見極めるのではなく、「いったい何が起きているのか」という出来事に巻き込まれること。そういったものを求めて旅を続けてきたと思う。”(あとがきより)

【目次】
ラヤンラヤンの風
バリ島のゲストハウス
ハバナのアルセニオス
スリランカの教会に花束を
受難のメキシコと今村
オルセー美術館のサイ
アッシジ、小鳥への説教
白い崖に立つ兵士の幽霊
その男メネラオス
ハワイの神々の囁き
世界でいちばん熱い夏、光る夏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Ecriture

3
良いタイトル。この対極は「〜には絶対行った方がいいよ。人生観変わるから」だろうか。著者はそのような、変化・成長・向上が目的化し、予め期待したものを確認して帰る移動を旅とみなさない。移動と経験には必ずしも直接的な関係はない。普通の旅行記にありがちな、後から整理された「意味」や「物語」にならないように、「揺れ」や「感覚」の記述を目指したというこの本には確かに新しい何かを感じる。安定して一貫した視座から振り返らないので、要約できない出来事に投げ出される。2025/09/24

sucksuckhello

3
鳥羽和久の本はどれも簡単な答えを提示してくれない。というか、ほどほどの経済大国でぬるりと生きている自分を人によって答えの違う問いの中に追い込んでいく。紀行エッセイとも小説ともつかない緩やかな読み心地のこの本ですら、自分たちを支配する規範を炙り出したと思ったら、他者を支配する規範に触れるときのもどかしさもあり、自分が宙ぶらりんになる感覚を味わう。でも、その巻き込まれこそ旅の醍醐味なんだ、と堂々と佇んでいるようで、謎の安心感もある本である。2000円くらいでこんな濃縮された旅の記録を読めるならお得じゃないか。2025/09/10

osɐdouɐʎɐ

1
よくあるやつとは違う、社会的で読み応えのある旅エッセイだった。これからも人生のダンスは続いていくのだ。一体何が起きてるのかという出来事に巻き込まれることを求めて旅を続けている ハワイのクソガイドの話はオチ含めて最高でした 先生でありながら書き物もできて絵も描けて旅もお好きなんですね〜素敵です。2025/12/14

伊戸

0
すごく良かったなぁ。 旅をする鳥羽さんは、出会う人々との対話をとても大切にしていて、その一つ一つの会話が凄く示唆深い。 対話を書き残すは、異なる地域に暮らす人々の人生や感情を、素直に受け取る方法なんだと感じた。2025/12/06

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