内容説明
絵葉書のような村の猟奇殺人。
容疑者は、“善き隣人”の誰か。
「多層な登場人物と息詰まる展開、
心理描写が交錯する出色の犯罪小説」
――ジェフリー・ディーヴァー
「掛け値なしのストーリーテラー」
――リー・チャイルド
英アカデミー賞3冠&ITV過去最高視聴率を誇る人気ドラマ、
『ブロードチャーチ』の脚本家による、現代英国ミステリの最前線!
藁葺きの家並みが美しい英国南西部の海辺の村で起きた殺人事件。
殺されたのは村の名物パブ〈ホワイトハート〉の店主で、裸で縛られ、
頭に王冠を戴くように牡鹿の枝角が括りつけられていた。
刑事ニコラは都会の組織犯罪部から転属早々、新米巡査と事件解明に奔走するはめになるが、被害者と村の住人の隠された“顔”が暴かれてゆくなか、百年前もこの地で鹿角を用いた連
続殺人があったことが判明し─―
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
72
藁葺きの家並みが美しい英国南西部の海辺の村。この設定だけでテンションが上がる。主人公の刑事ニコラは、夫・息子とともに生活をやり直すためにこの村にやってきた。平和なはずの土地だったが夜中に遺体が発見される。誰もが知るパブの店主。裸で椅子に縛られ、頭に鹿の枝角がくくりつけられていた。顔見知りの人々が暮らす村、個性的な登場人物。ニコラと夫、ニコラと部下ハリーの関係も気になるし、事件の真相はなかなかわからない。。作者は脚本家とのこと、構成のうまさに納得。2025/09/17
pulp
15
生まれ育った田舎町の警察署に赴任した二コラ。彼女の目的は平穏な環境で家庭を立て直すことだった。なのに着任早々に出くわしたのは裸で縛られ、頭に牡鹿の枝角を括られた男の死体だった。関わりを持つ一癖も二癖もある住人たち……。タイトルや表紙からなんとなく勘違いしてしまいそうだが、たぶんコージーではないです。そこまで軽くもなく丁度いいくらいの重量感。良作、というよりもキャラクター、設定、ストーリーテリングなど全方位的に平均点より少し上、というところかな。それから謎解きのところで、なぜか横溝っぽいなと思ってしまった。2025/08/31
rara
9
あっと驚く解決編ではありませんでしたが、全体の世界観は私の好きな小説でした。主人公の女性刑事や部下たちも好感持てていいチームでした。次作があれば読みたいです。2025/09/13
Yuki_Yuki
4
いかにもヨーロッパのミステリらしい作風。 地味で堅実で、いつも主役は疲れていて、何らかの傷を負っている。 アメリカのミステリに比べて、華がないが、読み応えがある。どことなく、刑事コロンボに出てきた犯人のようだった。2025/09/06
mameta_vista
2
★★★☆☆2025/09/06
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