内容説明
「昭和時代」の歴史を、政治・経済面だけでなく、思想・生活・文化面にも視野を広げて描いた、昭和史の決定版。元になったのは、1992、1993年に刊行された『昭和史Ⅰ・Ⅱ』。大佛次郎賞を受賞したこの本は、2012年に文庫化され、より広い読者に読まれることとなった。
「戦後80年」「昭和100年」という節目の2025年、この現代史のバイブルをあらためて世に問うために、新装版として復刊となった。
上巻は、日本が大正デモクラシーで民主化を実現した後、第二次世界大戦に自ら突入して焦土となるまでの1945年まで、下巻は、急速な復興と経済成長を果たし、「武装を好まぬ経済大国」となった1989年までが描かれ、未来を考えるうえでも示唆に富んだ歴史が語られる。
今回の新装版(下巻)には、歴史家・保阪正康氏の解説が加わっている。
目次
【下巻目次】
第5章 占領・民主化・復興
第6章 「もはや戦後ではない」
第7章 成長を通じての変貌
第8章 「大国化」と「国際化」
むすび
解 説 保阪正康
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
8
吉田茂と田中角栄の業績を追えば戦後の昭和政治史のおおよそは把握できるくらいのページ数が割かれている。2025/09/15
たか
0
著者も書いているが、下巻の政治史のつまらなさよ。仕方ないかもしれないが、世界の中での日本の存在を感じさせる事柄は少ない。政治家(田中角栄でさえも)も池の中でバチャバチャしてるだけに見える。平成史はもっとそう見えるんであろう。良くも悪くも上巻ではもっとダイナミックだった。令和史はどう刻まれていくのだろう…2025/12/19
takao
0
ふむ2025/11/06
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