内容説明
ひどくなまぬるかった、あの夏――喫茶店〈北斎屋〉店長の野坂あやめは、得意客やその友人を含む男女八名で、瀬戸内海の真ん中に浮かぶS島を訪れた。数年前まで新興宗教の聖地だったという無人島に建つ別荘で、良質な退屈を楽しむはずが、到着翌日に死体が発見され事態は一変する。無惨絵のような刺殺体は、朱に染まった密室に横たわっていたのだ。それが悲劇の幕開けとばかりに、一人また一人と殺され、疑心暗鬼に陥る一行。霧に包まれ、交通と連絡の手段がない孤島でいったい何が起きているのか? 著者の出発点たる第4回鮎川哲也賞受賞作。/解説=杉江松恋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
クレイン
12
孤島で起こる連続殺人というテーマに興味をもち購入したわけだが…なんとまぁじめじめしている。カラッとした登場人物いないのではと思う。不倫のことで悩む人、ものの言い方がめちゃくちゃな人、特に特徴はないが、ニックネームに特徴があるひと、なんやかんやで致す人々…んーあまり好きになれない作品だった。やはりトリックなどより登場人物たちの魅力により自分の評価の良し悪しが決まるのだなと再認識した。2026/03/06
yuui
12
いやこれさー最後の意図はわからんだけどもう犯人あの人以外おらんやんと思ったよ! そしてなんか第4回鮎川哲也賞かなんか知らんけど1999年にしたらこんな終わり方斬新じゃね、よしじゃあ鮎川賞に決定感が半端ない! 雰囲気だけ良くて全然面白くなかった🤷♂️2025/10/19
野のこ
10
近藤さん好きだけど、今回は消化不良。設定は面白そうだけど、集中できず、凍るというかじめじめザワザワ。登場人物も共感できる人もいなかって推理もうーーんって感じ2025/11/21
フロッグ
7
近藤史恵さんの初期作品。みんな変わり者ばかり。2025/11/01
エク
6
孤島の連続殺人もの。30年近く前の作品で「十角館の殺人」「孤島パズル」と並ぶ良作。ナチュラルなコットンの服を着てそうな登場人物がふんわりと島で過ごす緩い雰囲気でスタートするが、霧が出て寒々とし始めてから、いびつな殺人が始まる。本作はトリックがメインというより、動機がどんでん返えされる所が秀逸な作品。さすが「サクリファイス」の作者のデビュー作。 2026/03/07
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