筑摩選書<br> 戦争に抵抗した野球ファン ――知られざる銃後の職業野球

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

筑摩選書
戦争に抵抗した野球ファン ――知られざる銃後の職業野球

  • 著者名:山際康之【著者】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 筑摩書房(2025/08発売)
  • 寒さに負けない!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/15)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480018298

ファイル: /

内容説明

日中戦争から太平洋戦争へと戦線が拡大し、すべてが戦争に奉仕させられる時代にも、野球場には、戦争から背を向けるように声援をおくる名もなき野球ファンたちがいた。彼らは一体何を思い、そこに何を観たのか? プロ野球創成期をノンフィクションという形で切り取り、戦争の悲惨さを語り続けてきた著者が、戦後80年を機に、これまで語られてこなかった市井の野球ファンたちの姿に焦点を当て、戦時下の野球文化を描く。 【目次】第1章 魅了された人々/第2章 襲いかかる戦火/第3章 強まる戦時統制/第4章 密かな娯楽/第5章 反骨の人々

目次

はじめに/第1章 魅了された人々/2000人からの出発/時代を読んだ文士/目覚めた野球ファン/「お尋ね」欄への投稿/野球場の建設ラッシュ/先進的な女性たち/婦人デーの試み/下町の応援団/宮様の来訪/第2章 襲いかかる戦火/野球狂大臣/帝大医師の初観戦/事変勃発で入場料が戦車に/前代未聞の球団経営/宣伝巡業の旅/軍の広告塔/白衣の勇士たちの入場/かわりゆく球場の風景/スコアボードの広告/新たな客層を開拓/第3章 強まる戦時統制/帰ってきたエース/苦悩のピッチング/ぜいたくは敵だ/新体制運動の余波/日本語化の是非/人格否定の改名/チーム名まで/日系人選手たちの選択/憲兵に追われて/スパイ摘発/危険人物/常連の経済学者/特高の監視下/東部司令部の防空計画/要塞になった野球場/第4章 密かな娯楽/開戦の日/喜びに酔いしれる人々/陸軍報道部による検閲/自発的決意への誘導/手榴弾投げの余興/軍服姿でグラウンドへ/空襲下の観戦/眉つばの戦果/飛ばないボール/延長二八回でも帰らない客/心無いヤジ/はびこる野球賭博/軍内にも汚染/八百長事件捕物帳/国策映画観賞会/第5章 反骨の人々/芸術検閲の実態/敵性語排除の研究/野球統制令の功罪/反東條の応援団長/投手失格/戦地にいる選手への想い/英雄戦死発表の日の来場者/それぞれのレジスタンス/徴兵逃れの危険な偽装工作/大学生選手/軍需工場を隠れ蓑に/軍務公用のアナウンス/怒りの声援/わずか一四人のチーム/最後を見届けた2000人/おわりに/引用・参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

くものすけ

15
戦争さなかの昭和17年に職業野球の試合が継続されていたことに驚いたが、その球場の上空をB29爆撃機が低空飛行していたというから驚いた!野球ファンの熱狂が伝わって来る本書は戦争の足音(沢村栄治は三度の戦地への招集を受け戦死…)がヒシヒシと伝わって来るが、それども球場に足繁く通う人々がいた事を初めて知った。また、同点引き分けというのは戦意消失につながるという事で、決着がつくまでやり抜く!28回まで続き客は帰らなかったというから驚いた!何もかも尋常では無い世の中、人々のバイタリティー・熱量を感じる事が出来た…2025/10/11

naok1118

1
戦中の野球、特に職業野球のお話。選手、連盟、ファンがどう戦争に向き合ったかということ。資料が少ないためか、あまり明確に抵抗したという姿は見られない。どちらかというとすり抜けたかという感じ。軍国主義一色の中では致し方なしか。そういう意味ではあまり面白くなかった。2025/12/12

しゅう

1
人の命、人生全てを奪っていく戦争でも野球だけは奪う事は出来なかった。 沢村栄治などの名プレイヤーたちが野球選手でなく兵士になってしまっても、プロ野球ファンが戦争の犠牲になってしまっても、そこに野球を愛する物がいる限り戦争と戦い続ける。 沢村栄治がボロボロになっていく姿や球場に爆撃機が飛んできたり、軍の所有物になった球場は読んでいて痛々しい。 球場に野菜を作り出したり、アウトなどの用語を無理やり日本語にしたり、引き分け禁止のルールは笑ってしまった。2025/11/09

Ryo Sogawa

0
日本のプロ野球は立ち上げ早々に戦時下となった。そのなかでの出来事を書いたノンフィクション。2025/11/18

horada

0
***2025/11/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22762910
  • ご注意事項

最近チェックした商品