- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
ドイツにも抜かれ、名目GDPが世界第4位に転落した日本。日本もドイツもものづくりの国で、約99%が中小企業であるのも同じだが、日本の製造業の生産性はドイツの3分の2。なぜか? ドイツの優れた中小企業の実状に、日本再生のヒントを探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
85
(2025-196)何故ドイツ経済は強いのか?結論はタイトルの通りなのだが、「強いドイツ経済を作っているのは隠れたチャンピオン(強い競争力を持つ中小企業)である」という。日本の中小企業もドイツに負けない高い技術を持っている。だが事業化に必要な前工程(製品開発)と後工程(販路開拓)がない。ドイツでは日本のような補助金政策ではなくて、研究機関や商工会議所がその機能をサポートし、海外進出を図っているという。目から鱗とはまではいかないものの、なるほどなぁと納得できる事の多いレポートであった。五つ星です。★★★★★2025/12/27
KAZOO
82
元通産相のお役人が日本とドイツの企業の在り方を分析したものでかなり核心をついているように感じました。特に中小企業に対しての政府の政策の在り方が日本とドイツではかなり異なっていることを示しています。特に第4章ではご自分の目でドイツのバイエルン州の中小企業の在り方などを見てこられているので説得力がありました。日本のお役所にも中小企業庁があるのですが役割が異なるようです。2026/07/06
absinthe
79
日本とドイツの製造業の考え方の違いを述べた本。日本もドイツも中小企業の力が強く技術者を大切にする風土が根付いている。行動指針はずいぶんと異なっていた。それはアントレプレナー精神だという。日本はコストダウンに目が向きすぎていて、より付加価値の高い製品を作ろうというモチベーションが希薄だという。2026/03/27
HMax
36
タイトルは日独の違いのほんの一部。日独は人口・国土・職人気質、よく似ている。1990年頃までは日本がドイツを上回る経済力があったのに、今やOECD加盟38か国中22位、G7の最下位、1990年頃に何が日独を分けたのか?教育者の間では有名な話し「自分たちが手塩にかけて育てた優秀な子供たちが会社に入った途端にその才能を潰されてしまう。」元々少ない能力開発投資を更に減らし、非正規雇用者を増やし、給料を据え置く経営者、それを支える政府。ちょっとドイツを見習うだけで高い日本のポテンシャルが爆発する。2026/08/17
ちさと
30
1990年代、日本企業は海外投資を増やし、ドイツ企業は国内で生産し輸出し続ける選択をした。ほぼ同時期に薄利多売と高付加価値へと、それぞれ転換していった。その背景にあるのは行政、政治の役割と企業の行動で、その内容は本文に詳しい。現在、日本企業はドイツの1.6倍の従業員を使って1.2倍の時間働かせ、名目GDPでドイツに負けている。本書は、ものづくりの国としてやってきた両国を比較し、日本再生の道をドイツの成功事例から考えるもの。大企業だけが得する体制から見直すべき。内部留保を使って、日本のために財政出動せよ。2025/09/16




