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内容説明
ドイツにも抜かれ、名目GDPが世界第4位に転落した日本。日本もドイツもものづくりの国で、約99%が中小企業であるのも同じだが、日本の製造業の生産性はドイツの3分の2。なぜか? ドイツの優れた中小企業の実状に、日本再生のヒントを探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
83
(2025-196)何故ドイツ経済は強いのか?結論はタイトルの通りなのだが、「強いドイツ経済を作っているのは隠れたチャンピオン(強い競争力を持つ中小企業)である」という。日本の中小企業もドイツに負けない高い技術を持っている。だが事業化に必要な前工程(製品開発)と後工程(販路開拓)がない。ドイツでは日本のような補助金政策ではなくて、研究機関や商工会議所がその機能をサポートし、海外進出を図っているという。目から鱗とはまではいかないものの、なるほどなぁと納得できる事の多いレポートであった。五つ星です。★★★★★2025/12/27
ちさと
28
1990年代、日本企業は海外投資を増やし、ドイツ企業は国内で生産し輸出し続ける選択をした。ほぼ同時期に薄利多売と高付加価値へと、それぞれ転換していった。その背景にあるのは行政、政治の役割と企業の行動で、その内容は本文に詳しい。現在、日本企業はドイツの1.6倍の従業員を使って1.2倍の時間働かせ、名目GDPでドイツに負けている。本書は、ものづくりの国としてやってきた両国を比較し、日本再生の道をドイツの成功事例から考えるもの。大企業だけが得する体制から見直すべき。内部留保を使って、日本のために財政出動せよ。2025/09/16
おせきはん
27
ドイツ企業が輸出に積極的なのは、外国と陸続きという地理的条件によると思っていましたが、高単価で売れる製品開発や外国への販路開拓に対する手厚い支援策に裏打ちされていることを、現地におけるインタビュー結果などから理解できました。2025/08/26
coldsurgeon
13
高度成長期後の日本の辿った「失われた30年」は、新しい挑戦をしようとしなかった中小企業経営者や政府のせいだったのか。目先の利益を追って生産拠点を海外に置き、安い労働力で金をため込んだ企業の存在や、薄利多売を続けた日本の製造業のおごりが、経済的凋落をもたらしたのだろう。ドイツの堅調な経済と比較することにより、今後の20年に向けた改善点が浮き彫りとされる。2025/09/11
tetsubun1000mg
12
タイトルがすべてを表していそうだが、データも多く具体的で分かりやすい。 ドイツは技術力と地方自治体が協力したり、研究機関も豊富な知識と経験から役に立つ存在となっている。 日本の中小企業は、系列を離れないし日本酒業界のように言葉の壁も高いため海外を目指そうとしない傾向がある。 通商産業省の経験と、ドイツのバイエルン州の駐日代表部の紹介から現地を訪れて取材した内容が面白い。 ただ昨今の状況では中国での自動車シェアダウン、アメリカの関税などの影響がどこまで響いてくるか厳しいところだろう。 2025/11/09




