法律時報e-Book 公共政策の形成・実現方法のダイナミズム：行政と司法の協働の可能性---法律時報96巻10号（2024年）特集

著者名：飯島淳子/牧原出/谷口太規/大河内美紀/大澤彩/豊島明子

日本評論社（2025/08発売）

内容説明

本書は、『法律時報』96巻10号（2024年9月号）の特集記事を収録しています（連載など、ほかのコンテンツは含まれておりません）。　公共政策の形成・実現のための手法・仕組みのダイナミズムを描き出す　公共政策の形成・実現の方法論を総論として提示したうえで、個人の生と性、消費者保護、社会保障、都市環境、自然保護、租税の6分野を各論として取り上げ、行政と司法が公共政策をどのように形成・実現するのかを把握し、その理論化を試みる。・企画趣旨……飯島淳子（慶應義塾大学教授）　・公共政策学における実務と研究……牧原　出（東京大学教授）　・公共訴訟の意義と機能、存立条件に関わる幾つかのことについて……谷口太規（弁護士）　・性をめぐる今日的課題と司法・行政の役割……大河内美紀（名古屋大学教授）　・消費者法のルール形成および実効性確保における行政・司法の「協働」……大澤　彩（法政大学教授）　・社会保障領域における「公共政策の形成・実現方法のダイナミズム」――生活保護基準引下げ訴訟を出発点として……豊島明子（南山大学教授）　・都市環境政策における司法と行政の協働……福重さと子（岡山大学教授）　・機関訴訟論・断章――自然保護法の最適執行に向けて……原島良成（中央大学教授）・租税法分野における行政と司法の協働による公共政策の形成と実現……藤岡祐治（一橋大学准教授）</p>