内容説明
人を異界へと誘う謎の女、血を求め夜をさまよう「何か」……小泉八雲による怪奇譚を中心に編まれた、雪女と吸血鬼にまつわる13篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
62
ハーンとその同時代の作家による雪の怪や吸血鬼作品のアンソロジー。今までのアンソロジーには採られていない作品が多く、初読の楽しみを十分に味わえる一冊となっている。「クラリモンド」だけは何度目かわからないけど…。個人的には各作家によった作品も好きだけど、ハーンの小品に心惹かれたように思う。具体的に言うと「春の幽霊たち」「死せるクレオールの幻影 」。両者、散文詩のような趣を持ち、幻視者としてのハーンの一面を思わせるように感じる。他にも相変わらずのブラックウッド節やドイルによる海洋怪談と見るところの多い本でした。2026/01/30
フリウリ
14
ハーンが興味を示した雪女、そして(ゴーティエを英訳して日本に紹介した)吸血鬼を手がかりに、同時代の作品を選んだという本書。その意図はわかるようでわかりにくく、選ばれた作品に玉石混淆感はあるものの、読み物としては悪くない。ゴーティエの「クラリモンド」が最もよいと思ったが、吸血鬼系を読むと「ポーの一族」を思い出してしまう。なので、「カルデンシュタインの吸血鬼」の勧善懲悪ハリウッド映画的な世界観にはうんざりし、主人公はすべての血を吸われてしまえばいいのに、と思いました。「フランケンシュタイン」は雪女系ですね。62025/12/24
くさてる
13
雪女と吸血鬼にまつわる作品を集めたアンソロジー。ラフカディオ・ハーンの作品からインスパイアされたアンソロジーだぇあって、いかにもな大時代的な雰囲気のある話ばかりで楽しめました。とくに「あの血が命になるのです」は印象的な題名に負けない迫力と美しさがありました。2025/10/21
春風
12
ラフカディオ・ハーンの著作に登場する雪妖と吸血鬼を手掛かりに、これと共鳴する西洋の怪奇幻想小説を集めたアンソロジー。本編においては、タイトルの“雪女”に相当する怪異は“雪妖”と呼称される。ちなみにハーンの代表作『雪女』は本書の姉妹編に採録されたようで、本書には収録されないというなかなか攻めたラインナップとなっている。また吸血鬼に関してはVampireではなくPhantomな吸血鬼が主に集められており、日本の民話における山人のような位置付けの吸血鬼という風に読めて吸血鬼小説の射程の広さを実感させられた。2025/09/23
ナイショ♪
2
西洋の化物、怖い。2025/11/02
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