ちくま新書<br> 大人の愛着障害 ――人生を縛る心の傷

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ちくま新書
大人の愛着障害 ――人生を縛る心の傷

  • 著者名:高橋和巳【著者】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 筑摩書房(2025/08発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480077004

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内容説明

生まれた赤ちゃんは、自然と母親にくっつきます。母親が、うわべだけの反応をする、無視する、拒絶する……そういった愛情不足によってできた「心の傷」は後々までその子を苦しめて、自己表現や対人関係など、時には人生を制限することもあります。これが「愛着障害」です。子の不登校、拒食症、また大人になってからのうつ病、神経症、多重人格などは愛着障害と深い関係があります。人は制限された自分の人生に気づくことで、それを自然に修正していくことができます。もっと自由に、幸せに生きるために――誰もが心の内に持っている愛着欲求について解説します。

目次

はじめに/第一章 愛着障害という心の傷──不安と自責感と/1 愛着形成とは「安心」と「自己肯定感」を得ること/2 愛着障害とは「不安」と「自責感」を抱えた心の傷/3 愛着欲求は人生を動かす最大の「力」/4 自分では見えない愛着欲求の「実現レベル」/5 幼少時に決まった「安心の広さ」が大人になっても続く/第二章 大人の愛着障害に三段階の重症度/1 愛着についてのまとめ──愛着欲求・愛着形成と愛着障害/2 愛着障害の三段階のレベル/3 拒食症や不安症、うつ病発症の要因になる/第三章 もっとも重い愛着障害〈レベル3〉──虐待を受けた場合/1 あえて「子ども虐待」問題を取り上げる理由/2 心理的虐待で潰される愛着欲求/3 反応性アタッチメント症──A君の場合/4 脱抑制性対人交流症──Bちゃんの場合/5 愛着障害の原型とその軽症バージョン/6 「私はいない」──自己を保てなくなる症状/7 愛着の復活/第四章 誰にでもある〈レベル2〉〈レベル1〉──人生を制限する「大人の愛着障害」/1 素直な自己主張ができない損失──人生を制限するもの1/2 人に甘えられない損失──人生を制限するもの2/3 うつ病・不安症・やせ症で苦しむ損失──人生を制限するもの3/4 悩みを引きずることの損失──人生を制限するもの4/5 配偶者選択を狭める損失──人生を制限するもの5/第五章 愛着障害で苦しんだからこそ「人は飛躍的に成長する」/1 愛着障害が社会を作り変える大きなエネルギーを生み出す/2 社会福祉の会社を立ち上げた彼の行動/3 精神医学に変革をもたらした愛着障害/第六章 「大人の愛着障害」の治し方/ステップ1 これまで自分を動かしてきた「力」に気づくこと/ステップ2 満たされなかった愛着欲求の代わりをしてきた行動を知ること/ステップ3 満たしてきた自分を褒めてあげること/ステップ4 小さなことから愛着欲求を満たしなおしていくこと/おわりに──愛着欲求は生きること/参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

りーすひぇん

4
愛着障害に関して体系的に説明して、治療法を紹介する本と期待したんだけど、内容は薄め。筆者の精神科医としての経験から導いた論説で、ちょっと言い過ぎでは?それ断言していいの?と思うところもちらほら。もう少し深く掘り下げるものを期待していたから、情報量少なすぎてガッカリ。人間が生きていくために必要なものはずばり愛着で、それで全てが決まるような物言いには納得できなかったけど、「自分が安心できる」人や物を探し、承認欲求を満たそうとする、そのための行動が愛着障害のレベルによって異なってくる、という箇所には納得。2025/08/17

Tomaken

3
愛着障害についての概略本。同テーマを扱った著者では岡田尊司が著名だが、彼の著作よりも本書の方が簡潔でよくまとまっている。また、克服へのアプローチについても、本書の方がミクロ的視点に立っており、当事者が取り組みやすいものとなっているように感じた。愛着障害を扱う一般書は少なく、治療法も確立されていないのでは?と素人の私は思ってしまう。自身を当事者だと思う人は、複数の著者を読み、障害への理解を深めることが肝要なのではいかと思う。その点、本書は、岡田氏の著作と合わせて読むことをお勧めする。2025/09/06

sk

3
愛着障害についてわかりやすく2025/08/27

めまい

3
これまでの高橋先生の著作中でも、今の人に向かって書かれている気がした。控えめというか、言い切らないというか。みんな愛着障害の影響を受けることなく人生を楽しみたいし、それはポジティブ思考で生きていけば可能なのだが、どうしても行き詰まってしまう人がいる。大多数の人にはそれが頭では理解できても、受け入れられない。ネットで愛着障害や自己肯定感の言葉は拡散していて、危機にさらされてきた人を擁護する風潮もあるが、結局は個人の心の世界に立ちかえる話。もう高齢でいらっしゃるが、新作が読めて嬉しかった。2025/08/12

テンムス

2
2歳までに親から受けた愛着によって愛着障害ができる。どんな大人も大小様々な愛着障害があって、それによって言動してしまうみたいな感じ。よくある全ての原因を幼少期に求めるのは好きではないけど、納得する部分はある。愛着障害をキーワードにして自分の人生をより良くする方法がありそうかと。2025/11/03

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