内容説明
リボンをかけた小箱をひとつひとつプレゼントするように、ちくまプリマー新書の装幀を続けて20年、500冊。アイディアは台所のテーブルで生まれる。パソコンは二人で一台。「ノイズ」や「ほつれ」こそが魅力。愛は必需品――。二人組創作ユニット「クラフト・エヴィング商會」が語る、装幀という仕事。ちくまプリマー新書500巻記念! 【目次】1 本は平面でありながら立体でもある――どうして装幀の仕事をすることになったか/2 つかず離れずというのがちょうどいいんです――どんなふうに二人でデザインをしているか/プリマー新書*装幀セレクション3 リボンをかけた小箱をプレゼントするように――「ノイズ」と「ほつれ」と「にじみ」/4 「何もしない」っていうのは、どうでしょう――「過程」があってこその「結果」なんです/「あとがき」の代わりに
目次
1 本は平面でありながら立体でもある――どうして装幀の仕事をすることになったか/2 つかず離れずというのがちょうどいいんです――どんなふうに二人でデザインをしているか/プリマー新書*装幀セレクション/3 リボンをかけた小箱をプレゼントするように――「ノイズ」と「ほつれ」と「にじみ」/4 「何もしない」っていうのは、どうでしょう――「過程」があってこその「結果」なんです/「あとがき」の代わりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
94
いまいちよく分かってなかったクラフト・エヴィング商會の成り立ちや歩んできた歴史、普段の作業の様子ががよく分かった。ユーモアたっぷりなお二人の掛け合いは洒落が効いてて面白い。「リボンをかけた小箱をひとつひとつプレゼントするように」との思いを込めて装幀されたちくまプリマー新書。どの装幀も味わい深く、またタイトルも興味をそそられるものも多くて読みたい本が増えました。装幀を楽しみながら少しずつ読んでいこうかな。本はその内容だけじゃなくて装幀の世界も面白い! 2025/09/21
どんぐり
81
2025年、創刊20周年を迎えた「ちくまプリマー新書」。500冊目の節目に、この新書のデザインを担ってきたクラフト・エヴィング商會が自分たちの装幀の仕事を紹介する。彼らが目指す「完成」は、自分たちが「気に入った」に到達すること。デザインの過程で迷い、二人で試行錯誤を重ねるからこそ「出来た!」の喜びがある。デザインには「盛る」と「省く」があり、シンプルさは強い。一方で、ノイズやほつれ、にじみといった揺らぎも「面白み」として大切にする。予定調和を壊す驚きが、良いデザインの本質だ。→2026/01/01
けんとまん1007
61
久しぶりのクラフト・エヴィング商會さんの本。やはり、いいなあ~という一言。ユニットでの作品のできるプロセスが面白い。自然に役割が決まっている・・・というのが、ユニットの深度の深さを感じる。これからも、ユニットだけでなく、それぞれの作品に触れつつづけて行こう!2025/11/19
あんこ
38
新年一冊目はもちろんクラフト・エヴィング商會。最近新刊を発売直後に読めなくて積読していたので、ようやく読めた。二人の対談形式で、商會のデザインについての話が読めて満足。さながらラジオを聴いているかのようだった。初めて読む作家さんの本も、いいなと思って手にすると大体この二人がデザインしたものだったりする。展覧会「星を賣る店」からもう10年以上経つのかと思うと感慨深い。ずっと好きでいさせてくれる作家がいるのはいいものだな、と改めて思った。2026/01/01
よこたん
35
“プリマー新書は一律ではなく、子供たちにリボンをかけた小箱をひとつひとつプレゼントするように作りたいと思ったんです。で、その小箱の色とか形とかリボンの長さや柄といったものは、みな違っている方がいい。” ちくまプリマー新書のカバー・デザイン(本書で500冊目)を、全てこのおふたりで創り上げておられるとは知らなかった。たまには似ているものも存在してしまうけど、ひとつひとつ違うなんて。吉田浩美さんと吉田篤弘さんのおふたりのクラフト・エヴィング商會が、どのようにして制作しているかが明かされていて、とても興味深い。2025/10/01




