内容説明
「原稿、泣きながら拝んで読みました」と持ち上げながら必ず直しを命じる編集者。BE:FIRSTのLEOさんが涙ながらに語った決意、初ラブホでの醜態、母の口癖、J-WAVEに届くブラックなお悩み相談。日常と非日常の忘れられない/忘れかけたことを綴り、あるあると哀愁に満ち満ちた随想、これぞ日本のオアシス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
shio
39
燃え殻さんのエッセイってなんだか読み終えてしまいたくなくて、少しずつ読んで、その度にハッとしたり苦笑いしたり切なくなったりしていたい。と、思ってたんだけど、積読本の雪崩を整理していて、つい読み耽る(整理は出来ず)。ある日の一場面、思いが積み重なって継ぎ接ぎされて、記憶のコラージュのような作品。なんでしょうね、燃え殻さんのイメージって。人を寄せ付けないようなバリケードをこだわりながら張りつつも、そこかしこに抜け穴があるような親近感もあったり。燃え殻さんと話し込んでて、別れたような寂しさを感じる読後。2025/12/23
sayuri🍀
37
デキる人が苦手だ。誤解を恐れずに言うと、だから燃え殻さんのエッセイに惹かれる。燃え殻さんの作品をアメリカシカゴのバスルームで読まれる方がいるらしい。私はなんの面白味もないが、就寝前にベッドで背もたれに寄り掛かりながら読む。温かいホットミルクを飲むより、心が落ち着いて、心地良く眠りにつく事が出来る。燃え殻さんの洗練された小説と違い、エッセイではやらかしを沢山楽しめる。「初ラブホが初介護と化してしまった夜」は強烈。きっと全人類が安心と自信を持てるだろう。読了後は身体から力が抜け、不完全な自分でもいいと思える。2026/01/14
あじ
22
本を出版すると周りがほっておいてはくれないようで、燃え殻さんと関係者との繋がりが、顕著に増えてきている印象を受けました。公の場に出て極度の緊張で倒れてしまうこともある燃え殻さんが、求められることに応じ誠意でこなす姿を想像します。燃え殻さんは自負しています「僕はさしたる才能はないが、人に出会う才能だけはある」人の流入を閉ざすわけでもなく、堰き止めもしない。50代になって、それが思わぬ大海になっていたのでしょう。燃え殻さんの記憶の椅子に座り続けている人たちは、喜んでいるだろうなぁ。2026/01/17
桜もち 太郎
21
いや~今回も癒されました。燃え殻さんのありのままの文章に共感したり、クスリと笑ったり。「僕はさしたる才能はないが、人に出会う才能だけはある」と自負している燃え殻さん。でないとこれだけのエッセイの数は書けないだろうし、魅力的な人柄にはならないだろう。「その場ではわからないが、あとから『あれは運命だった』と呼びたくなるような出会いが、誰しも一度くらいはある」ってその通り。一つのエッセイは4ページほど。次の見出しがあまりにも魅力的過ぎて、ついつい読む手が止まらなくなるような一冊だった。そろそろ小説書かないかな。2026/01/12
青木 蓮友
18
全ページに漂うこの丁度良さ。わたし的に燃え殻さんは、ヨシタケシンスケ頭木弘樹安住紳一郎グループに入っています。しれっと家庭でも作ってほしいのと、どうかこのままの行ったり来たりで苦しい。要するに大ファンです。印象的なのは「住んでる世界が違う」「人はとかく大掴みだ」「咄嗟に取りつくろってしまう」「突き抜けた常連には定年がない」「良いことも悪いことも、そんなに長くつづかないから」で、ひときわ良かったのは「底辺は存在しない」「未来を怖がらないように」です。そして、いつになったら大橋裕之の良さがわかるのか自分。2025/11/23




