法蔵館文庫<br> 承香殿の女御―復原された源氏物語の世界―

個数:1
紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍

法蔵館文庫
承香殿の女御―復原された源氏物語の世界―

  • ISBN:9784831827067

ファイル: /

内容説明

一条天皇女御・「悪霊左府」顕光の娘、藤原元子。平安朝の栄華の陰で、いかにして彼女は運命を切り開いたのか。考古学・文献史学を用いた徹底的な考察から、哀歓に彩られた「女の一生」が活き活きとした筆致でよみがえる名著。

目次

まえがき
第一章 北の藤波
第二章 後宮の女人たち
第三章 父と母
第四章 元子入内
第五章 飛香舎と承香殿
第六章 一条院
第七章 頼定の過去
第八章 堀河の女御
第九章 悪霊大臣
第十章 斜光
終章

付録Ⅰ  帝室系図 藤原氏北家略系 藤原氏北家摂関家流系図 藤原兼家の子と孫 村上源氏系図 帝室・藤原氏北家関係系図 諸氏関係系図
付録Ⅱ 第1図 平安京のプラン 第2図 平安宮のプラン 第3図 承香殿 第4図 平安宮内裏 第5図 京左京三条二・三坊図 第6図堀河院の寝殿平面図
解説 角田古代学の真骨頂 上原作和

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

眉毛ごもら

2
一条天皇女御藤原元子について。元本は昭和38年頃の執筆とのことだが古めかしすぎず読みやすかった。元子は懐妊で里下がりして破水したけど何もいなかったとか一条天皇の死後愛人と駆け落ちするとかスキャンダルなイメージが強い人である。推理小説のように感情関係を察しながら推理しているが戦後の短期間でも価値観激変したりするので彼女の心中については歴史の闇の中だろなーとは思いながら読んだ。経済基盤や邸宅の伝領、詳細な家系図など資料がたくさんあるので嬉しい。父顕光、妹延子についても掘り下げてあるので興味深い本であった。2025/09/01

鈴木貴博

0
承香殿の女御・藤原元子の生涯。2025/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22744661
  • ご注意事項

最近チェックした商品