双葉文庫<br> 腹を割ったら血が出るだけさ

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双葉文庫
腹を割ったら血が出るだけさ

  • 著者名:住野よる【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 双葉社(2025/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575528602

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内容説明

「愛されたい」という感情に強く囚われている茜寧は、友人に囲まれ充実した高校生活を送っているが、誰にも本心を明かすことができない。人に好かれるよう振る舞い神経をすり減らす中、一冊の小説だけを心の支えにしていた。ある日茜寧は、その小説に登場する〈あい〉にそっくりな人物と街ですれ違う。声をかけるとその人物の名前もまた〈あい〉だと言う。友達になった二人の身の回りに、本に記された内容と同じような出来事が起き始めて……。人生と物語が交差する、極上の青春群像劇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
偽りの自分を演じ続ける苦しい毎日を送る高校生の茜寧。彼女がある日、愛読する小説の登場人物〈あい〉にそっくりな人と街で出会う青春群像劇。宇川逢と出会い自分が愛されるための行動を選択する茜寧、アイドルとして理想の姿を演じようとする樹里亜、そして彼女たちの偽りの自分を演じる姿に嫌悪感を抱く茜寧の幼馴染・上村。どこまでが本当の自分で偽りなのか、それが曖昧になっていくのは誰しもあることだと思いますけど、痛い自分を抱え続けても自分が愛されたい、誰かに理解してもらいたいという報われない切実な渇望がなかなか印象的でした。2025/08/07

なみ

15
“愛されたい”に取り憑かれ、人々から好かれるように振る舞う糸林茜寧は、大好きな小説『少女のマーチ』の登場人物とそっくりな人間を見つける。 茜寧の幼馴染みや、ひとりのアイドルを巻き込んで、『少女のマーチ』をなぞるように彼女の日々は動き出す。 台詞と地の文のギャップがとても面白く、人間らしさに溢れている物語だと感じました。 少し癖のある登場人物が多い中で、真っ直ぐな性格をしている逢の存在が印象的でした。 ラストの展開も良かった!2025/09/13

はるき

12
うん、よく分からない。なんと言いますが、共感できる要素が少なすぎた。なんでかなあ?2025/08/28

Masaaki Endo

5
どこかから面白くなるのか?と、読み切ったけど結局よく分からない話で、腹を割ったら血が出るだけさってタイトルもよく解らない。2025/08/29

くに

4
高校生の茜寧、女装が趣味の逢、アイドルの樹里亜の3人が主役?の青春群像劇。タイトルからしてもやや重めの作品。なんか初期の辻村深月っぽいストーリー展開だなと思いつつ、文章はねちっこくて合わない人には読みづらいかも。樹里亜のその後は気になる。【84点】2025/08/20

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