内容説明
第二次世界大戦中、軍国日本もナチス・ドイツも原爆を開発しようとしたが、成功できなかった。どんな人々が、どこで、どのようにしてこの恐ろしい兵器をつくりだしたかの歴史をたどる。
目次
第二次世界大戦前の原子核物理学の概況
バークレー校での夏期学習会
原子核研究センターが必要となる!
グローヴズ、指揮をとる
研究所長、選任さる
研究所の用地探し、西部に目標をさだめる
ロスアラモス・レンチ・スクールが、デモクラシーの兵器工場となる
秘密の科学競争に勝つ
ロスアラモス・レンチ・スクール、閉鎖さる
「SFまんが計画」始まる〔ほか〕
著者等紹介
サイデル,ロバート・W.[Seidel,Robert W.]
ロスアラモス国立研究所ブラッドバリー科学博物館前館長。ミネソタ大学チャールズ・ベービッヂ情報処理・工学史研究所所長兼同大学科学技術史教授。ジョン・ハイルブローンと共著『ローレンスとその研究所』のほか、戦時ロスアラモスの公式歴史書であるリリアン・ホヂソン他著『臨界組み立て』に寄稿。エネルギー省の国立研究所、軍の研究開発や原子物理学史についての論文あり
小島龍典[コジマリュウスケ]
1928年生まれ。大阪外専英米科(現大阪外国語大学)・神戸経済大学(現神戸大学)卒業。都市銀行に入行。Pennsylvania State University経営学部助手(1960年~62年)・同学経営大学院修了、MSBA(経営学修士)取得(1962年)。都市銀行・証券会社勤務を経て、バベル翻訳・外語学院翻訳家養成講座インストラクター
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