サムライ漂海記

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サムライ漂海記

  • 著者名:天野純希【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 光文社(2025/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334107413

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内容説明

糞ったれな世界に、刃を――。戦国時代。戦に敗れ捕らえられた少年武士・真鍋八弥。南蛮商人に売られ海を渡り、奴隷兵士となった彼は、世界中から富を吸い上げ繁栄を謳歌するイスパニア(スペイン)海軍の一員として各地を転戦し名を上げていく。しかし、彼が植民地で目にしたのは、残酷で無慈悲な現実だった。苛烈なる流転。若きサムライの苦悩と激情を描く、滾る歴史冒険譚、爆誕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

136
戦国時代に海外へ雄飛した日本人は呂宋助左衛門や山田長政が有名だが、奴隷として売られた侍が主人公とは着眼点が巧い。剣の実力が認められスペイン軍の兵士となるが、植民地支配の残酷さに反発してイングランド軍に参加し、かのドレイク指揮下で海兵隊のような白兵戦部隊として戦い、最後はアルマダの海戦で大活躍するに至る壮大なドラマが展開する。信長や秀吉ら武将の戦いも面白いが、あの頃に地球を半周した彼方で歴史を変えた戦いに加わった日本人がいたと考えるだけで胸が躍る。狭い日本から飛び出して思うがままに生きた若者の軌跡は圧巻だ。2025/10/21

ポチ

42
織田軍の兵士から奴隷となりイスパニアの兵士となり次は…、死の淵を何度も覗く若き侍の過激な思いもよらない人生。迫力ある海戦などの描写も良く読みやすいです。2025/09/13

kawa

35
戦国の戦いで捕虜としてイスパニア(スペイン)傭兵として売り飛ばされた主人公・八弥。マニラでの囚われの奉公期間から解放された後、インド、アフリカ、イギリスそしてカリブへとの放浪旅を描く。当時の帝国主義国家のイスパニアとイングランドの間の争いに翻弄される主人公はやがて…。フィクション多用のストーリーながら、全く白けることなく物語に没入できるところが、歴史エンタメとして秀逸。スペイン無敵艦隊と英国艦隊の対決・アルマダ海戦の詳細が最大の読みどころ。堪能でした。2025/11/25

mitubatigril

11
最初勘違いで 読み始める 隻眼?政宗? 違う真鍋?知らないなぁ 謎が深まり読み進めると壮大な物語が展開していき ちょいまて フェリペ2世に エリザベス1世 フランシスドレイク 歴々となのある人物が出てきて ここで繋がって行くのかと思いつつ 読破でした。2025/10/07

TI

7
戦国時代の若武者が戦いに負け海外に売られて年季明けも傭兵としてヨーロッパでも戦い(スペインの無敵艦隊と)最後は兵士をやめて真実を求めて南米へ。読みやすいね。2025/09/09

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