時代をきりひらいた日本の女たち

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時代をきりひらいた日本の女たち

  • 著者名:小杉みのり/朝野ペコ/落合恵子
  • 価格 ¥4,950(本体¥4,500)
  • 岩崎書店(2025/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 1,350pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784265059751

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内容説明

かつて自分の可能性を追求し、生きる道を見つけるために奮闘した日本の女たちがいた。熱く、激しく生き抜いた31名の物語。今を生きる子どもたちに贈る渾身のメッセージ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

50
世の慣習や男尊女卑の家父長制によるしがらみが手かせ足かせとなって女性の前に壁、頭上にガラスの天井・・・。そこを突破した31人の女性を紹介。落合恵子さん監修、「手紙」と名付けられた前書きも、すごくいい。本はドアノブのようなものだ、とある。ドアを開ければ違う光景が広がるのだ。1849年生まれの広岡浅子さんから1950年生まれの米原万里さんまで、31人。鬼籍に入るまで情熱を燃やし続け、後に続く女性たちが進みやすいように心をくだかれた方々に感謝。今を生きる女性(老いも若きも幼きも)たちに、届けたい。2022/02/08

b☆h

43
どんな人たちが紹介されているんだろう、と軽い気持ちで手に取ったけど、何度も頭を殴られるような衝撃を受けた。一人につき4ページ、計31人の功績を主に紹介されていたが、そのたった4ページの濃さといったら…!ほとんどの人が名前しか知らない人だったのに、一気に引き込まれてしばらく放心状態。全ての人の強さと直向きさに何度も胸が詰まった。時々データ的なことも挟まれていて、気になって調べたりしてまた新たな世界を知ることが出来たし、考えさせられた。そして何よりも勇気をもらえた。これから先何度も読み返すと思う。2022/05/21

がらくたどん

41
誰が見ても社会に大きな実績を残した女性達だが、彼女達だって自分で考え行動しているうちにちょっとずつ時代の「らしさ」からはみ出してしまいはみ出た部分に隙間が出来て通り道が出来てという感じだろう。巻頭の落合恵子氏の「本はドアノブ」という言葉が良い。壁を壊して通り道を作るのはすごく大変だが、既に誰かが通った事のあるドアならば何とかなる。古びて開かなそうでも、新しいノブをつけてみたら開くかもしれない。建具屋よろしくノブをつけて回るのは大人の役目。壁にドアをこさえようとする子がいたら工具もって手伝うのも大人の役目。2022/03/13

Roko

36
この本を読みながら感じたのは「スゴイ女性が大勢いたのだ!」ということと、それ以上に女性が何かをすることをことごとく邪魔をする「女には無理だ、女にはできない」という考え方を押し付けてきた歴史の重さに打ち砕かれそうな気持になってしまいました。でも、くじけている場合ではありません。この本は子供向けですけど、大人にも読んでもらいたい。いいえ、大人こそ読んで欲しい本です。未来の子供たちが生きやすい世界を作るために! #NetGalleyJP2022/03/04

りらこ

29
仕事を始めた頃、男女雇用均等法が施行されて何年という頃で、先輩社員たちがバリバリ働きながらそれでも厚い壁にぶつかっているのを目の当たりにしていた。平成の世でそうだったのだから、先駆者たるこの本の人たちの苦労やいかに、である。世の中の仕組みが男性用にできているなかで自立するために、または好きな道を進むために自分だけでは無理だと何度悲鳴をあげたくなったことかと、それぞれの人生を思う。一人ひとりの扱いページは少ないがそれゆえに読みやすい。2022/12/16

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