月海

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月海


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内容説明

想いは、香りになって

高校で出会った沢田と妙子。紫の蝶が運んできた恋は、ラベンダーの花に込められた想いとともに深く育まれていく。結婚し、幸せな日々を送る二人だったが、突然の悲劇が彼らを引き裂く。
妙子を襲った火災事故。沢田は愛する人を守るため、自らが罪を背負い網走刑務所へ。一方、深い傷を負った妙子は、醜い姿になった自分を恥じ、愛する人から遠ざかっていく。
三十年という長い歳月が流れても、二人の心に宿る愛は決して消えることはなかった。星空に輝くふたご座のように、どんなに離れていても結ばれている魂があることを、この物語は静かに、そして力強く描き出していく。
真の愛とは何か。人は愛する人のためにどこまで犠牲になれるのか。季節が巡り、時が流れても変わらない想いがここにある。
運命に翻弄されながらも、最後まで愛を貫いた男女の、涙と感動の純愛物語。

目次

序章
花の訪れ
ホタルの舞う中で
迷走
汽笛の悲しみの音
二つの花
ふたご座
冥府の嵐
便り
ラベンダーの想い
再会

死の舞踏
終章

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