GCノベルズ<br> アキツ大戦記 ~竜の国~ 上

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アキツ大戦記 ~竜の国~ 上

  • ISBN:9784867167878

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内容説明

「剣と魔法の世界」から「近代世界」への過渡期。
銃と大砲が、剣と魔法の力を越えようとしていた時代。
魔力を持たない只人(ヒューマン)が起こした産業革命は、魔力を持つ魔人・亜人たちを極東へと追いやった。
その一方、追いやられたもの達は極東の国家「アキツ」へと集結。『変革』によって近代国家へと変貌しながらも、只人(ヒューマン)との対立は深まり続けていた。
国交は持ちつつも、互いに相容れない只人(ヒューマン)とアキツ。
そんな中、アキツ軍の偵察隊の鬼(オーガ)・甲斐は、只人(ヒューマン)の大国・タルタリアの雪原で水面下に進む戦争の準備を目の当たりにする――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

20
魔人・亜人たちの極東国家アキツの偵察隊の鬼・甲斐が、只人の大国タルタリアの水面下で進む戦争準備を目の当たりにする戦記ファンタジー。剣と魔法の世界から近代世界への過渡期で、科学技術の発展により只人が亜人たちを辺境に追いやりつつある状況の中、半世紀前に体制を変更して科学技術も導入し、試行錯誤しながら勢力圏を維持していたアキツを密かに狙うタルタリアの策謀。アキツや周辺国の情勢も解説していきながら、国境付近の諜報を掣肘しつつ、敵国奥深くに侵入して状況を伺う一方で、敵国の暗躍を防ぐ蛭子衆たちの活躍が効いていました。2025/07/31

菊地

3
人間以外の種族がいる中で、剣と魔法の時代から科学技術による近代兵器がある時代への過渡期を描くファンタジー世界。 キャラクター造形・描写・テンポ感で個人的な好みと外れる部分はあったんだけど、世界観の作り込みがしっかりしているので「読ませる」内容にはなっている。 しっかりした作りのファンタジー戦記だと思いますね。2025/09/21

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