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内容説明
この町に住む、風変わりなどろぼう。名前はジャンボリ。町のみんなが眠る夜、ジャンボリはあるものを、こっそりとぬすみだします。それはジャンボリにとって、とっても大事な宝物。ある日、あたらしい町長がやってきて、町のみんなから大切なものを奪います。ジャンボリが夜ごと集めつづけた「あるもの」が、あるとき、町にちいさな奇跡を起こして……。
大切なものを取り戻すためにできることや、偶然がもたらす奇跡が、ユーモラスで豊かなタッチで生き生きと描かれます。国内外で注目を集める実力派絵本作家、阿部結が手がけるはじめての絵童話。読むたびに、心が大きくふくらむ物語です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
86
今年の静岡書店大賞、児童書・新作部門 第2位 綺麗な絵。ほっこりする物語2025/12/08
とよぽん
65
可愛くていとしいジャンボリ、どろぼうだなんて・・・。おてがみのタネを集めて、心のエネルギーにして生きているんだよね。ゴミ箱をかぶって顔を隠しているけれど、どんな顔なんだろう。それにしても、ちょうちょうさんが改心してよかった。阿部結さんの絵に、既刊の作品に登場していた人物とよく似ている顔が出てきて、それも面白かった。2025/07/08
seacalf
31
この世界観、たまらなく好き。とても可愛いらしい絵と世界観にたちまちトリコにさせられる。バケツのようなものを被ってる怪盗ジャンボリのフォルムがとてもキュート。そして彼が盗むものも書きかけの手紙というのがまたキュート。大人さえも魅了してくれる。まさに絵本の醍醐味。2025/11/06
Cinejazz
29
〝ある町の地下で暮らす泥棒がいた。名前はジャンボリ。この町の人々は、手紙を書くのが大好き。みんなが眠る夜、ジャンボリは、みんなの家のゴミ箱に捨てられた手紙を集めてまわる。ジャンボリにとって「手紙の種」は、心を癒す大事な宝物だった。ある日、手紙を受け取ったことのない新任の町長が、「手紙禁止令」を布告し、みんなの楽しみを奪ってしまい、町は静まりかえってしまう…。ジャンボリは、この町から引っ越すことを決めた。やがて、手紙のなくなった小さな町に奇跡が⁈…〟絵本作家<阿部結>さんが手がけた、はじめての絵童話。 2025/07/20
anne@灯れ松明の火
24
前から気になっていたが、第6回 TSUTAYA えほん大賞 第3位の報に、予約。第9回未来屋えほん大賞では大賞受賞の話題作。届いてみると、絵本というより、児童書・童話。サイズも小さい。でも、挿絵たっぷりで、話の楽しさを盛り上げる。ごみばこをかぶって、みんなの”大切なもの”だけ盗むジャンボリ。その大切なものとは? 読めば、ワクワクすること、間違いなし! 読後、”大切なもの”をつくりたくなる。2025/11/15




