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内容説明
破天荒な、戦国日本人のリアル
エミー賞「SHOGUN 将軍」
時代考証家・衝撃の一冊
戦国時代の武士たちは、刹那的で激しく、常に死と隣り合わせで生きていた。
合戦での討死は名誉とされ、主君の死や敗戦の際には、ためらうことなく自ら切腹を選んでいる。命より家の将来や社会的立場を重んじ、死を〝生の完成形〟と捉える死生観が、その覚悟を支えていたのだ。
こうした戦国独特の価値観を古文書から読み解き、その知見をドラマ『SHOGUN 将軍』の時代考証に存分に活かした歴史学者が、戦国武士の生きざまを徹底検証。
忠義と裏切り、芸術と暴力――相反する価値観の狭間で気高く生きた兵たちの精神世界を、鮮烈に描き出す一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
45
話題のNETFLIXドラマ「SHOGUN」の時代考証をした外国人日本史研究家の著作。明智光秀は何故謀反を起こしたのか。これまでは病気説、人生観の違い、信長の非道に憤りを感じた、などなど色々あるが、それは我々が日本人であるが故に江戸期以降に完成された武家のイメージで見ているからの誤りである、という序説から始まる。泰平期に固まった「武士観」と実際の戦国期の武士たちの自己認識の差を解く興味ある一冊だった。英語で書かれた翻訳物か、ご本人が日本語で書いたものかが明示ないことが少し残念。2025/08/29
purupuru555
7
現代「サムライ」という表現がよく使われるが、そのイメージは江戸時代の儒教化されたもの。新渡戸稲造の「武士道」も、そちら側? 他方で、戦国時代の武家は全く違っていた。「逃げ上手の若君」の世界に近いかも。「葉隠」はどちらなんだろう?2026/04/16
すうさん
4
副題に「なぜ切腹するのか」というのに興味があって購入。儒教で縛られた江戸時代とは戦国時代は死生観に大きな違いがある。主従関係であっても下剋上があるのはそのせい。歴史を学ぶときその時代の価値観や社会背景を知らねば真実は見えてこない。切腹についても同じで江戸時代になると切腹が「刑罰」になったが戦国時代では個人の感情に基づく自発的行動であり名誉や自尊心にかかわることが多かった。外国人の書いた歴史本であるがよくまとまっていて読みやすい文章だった。目新しいものは少なかったが良書であると思う。2025/10/24
Cana.t.kazu
4
戦国末期の武士と武士の関係。 武士と農民の関係が改めて頭の中で整理できました。 しかし,その関係と社会の中での位置づけは筆者の考えだけなので,納得するのは無理かもしれませんね。2025/08/14
Yana Hashiguchi
1
戦国時代の価値観は制度としての臣従ではなく、個人の結びつきによる臣従であるというのは、終身雇用制度が崩壊しつつある現代日本において少しずつ共感性を帯びた価値観になりつつあると思った。 また、柴田勝家とお市の自害を異教徒であるルイスフロイスが肯定的に捉えているというのは、自害を感じるキリスト教の教えを超えて人間の尊厳やその人の生き方を尊重するという普遍的価値が人間の根底に存在していることを示す点で興味深いと思った。2026/02/05
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