内容説明
代表者失踪、事業停止、内部留保ゼロ――知らないと危なすぎるM&A(合併と買収)トラブルの全貌。仲介業者が莫大な利益を得る傍ら、売り手と買い手が大損害を被る事例が急増。その実態を描く。朝日新聞デジタルの人気連載に大幅加筆。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuichi Tomita
4
朝日新聞で話題になった中小企業の不適切なM&A事案を追ったもの。森功や地面師などの詐欺事件の本でも読んでるのかと思うほど酷い事案が並ぶ。規制もなく、インセンティブに踊る営業マンを野放しにするとそりゃこうなるだろうという印象。 個人的には宅建業法のように、手数料も上限を設けて、資格制度も法制化すべきとは思う。そのためには立法事実という名の被害者がさらに必要なのか。仲介会社が中心となった自主規制団体何ができるのだろうか。2025/08/02
お抹茶
3
M&Aの杜撰な仲介会社と売り手の悲惨な顛末を取材する。危険人物と疑われる買い手であっても,仲介会社は成約で双方から成功報酬を受ける。利益相反になりやすく仲介業者は買い手に加担しやすく,成約後のできごとに責任はなく,関心もあまりない。金融機関への事前相談を阻止したり,経営者保証の解除を拒んだりしたりする場合は危険。悪徳な買い手であれば,経営者保証を解除せず,負債を売り手に押し付けて失踪する。国の委託事業の事業継承・引継ぎ支援センターも悪質さに気づけず十分な調査や点検をせずにM&Aを推進するので,過信は禁物。2025/09/30
もりの
3
実話に基づいていて読み応えがあった。ここまで杜撰だとは思っていなかったのでビックリした。売り手のセカンドオピニオンの重要性。2025/09/08
とりもり
2
M&A(というよりは事業承継)を巡る闇を暴くルポ。M&A仲介業者のいい加減さ(全部ではないが)が白日の下に晒されたという意味ではとても意義のある一冊。業界の構造的な問題は、利益相反取引以外の何者でもない両手取引が何の規制もなく横行していることにあると思う。本書にも登場する上場大手のS社が「両手取引以外はやらない」と言って売り手側に他のFAを付けることを拒否したのを見たことがあり、この本の事例はその当然の帰結かと。規制するなら、先ずはそこにメスを入れて不当な連中を排除することが先決ではないか。★★★★☆2026/04/12
takao
2
ふむ2026/02/01




