内容説明
食品卸会社の社長・篠原の遺体が高速道路の非常駐車帯で見つかった。
京橋署・暴犯係の刑事「映画オタクの勤ちゃん」こと上坂と礒野は、資金繰りに行き詰まった末の自殺と見て捜査を始める。
篠原に掛けられた巨額の保険金、不渡りになった手形とそれをサルベージしたヤクザ、そして篠原を巡る女たち……。
Nシステムの画像を手がかりに篠原の足取りをたどる地道な調査で明らかになった事件の真相とは?
警察小説の白眉!〈解説〉春川正明
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
禅
27
京橋署暴犯係のジロさんと勤ちゃんのコンビ。口が良く回る大阪弁の掛け合い面白い。しかしこのコンビ、サボっているようで良く稼ぎ捜査も鋭い。勤ちゃんの映画オタク情報は意外と読んでて楽しかった。分厚い本でしたが一気読みでした。2025/09/10
Katsuto Yoshinaga
9
今作の読み物は、巨額の保険金に手形のサルベージ、離婚と再婚を繰り返す悪女に衰退していく”や印”の現状。お馴染み大阪府警のデカコンビは”キンちゃん”と”ジロさん”。「SNSてなんか知ってますか」「そうか・なんでやねん・そらあかんわ、です」といった軽口や、定番の”なにわのグルメ探訪”も相変わらず。もう、楽しいてたまらんわ。「三十代、四十代の警察官の”依願退職”の多くは監察に追い込まれた”懲戒免職”」なんてこともさらりと書かれていて、犯罪や詐欺のカラクリ事情通ぶりもさすが。遅筆を暴露した解説も面白かった。2025/10/04
ところてん
8
警察小説。最初は経営に行き詰まった社長の服毒自殺と思われたが、大阪府警京橋署の上坂、礒野両刑事による捜査が進むに連れ、大事件に発展。関西弁の軽妙なやりとりと、捜査のリアルな描写で、700頁弱の厚い文庫本だが楽しく読めた。2025/12/02
ありん
7
大阪弁で話す刑事たち。経営難の会社の社長の行方不明届を若い妻が提出。普通の行方不明でなく「ヤミ金がらみ」ということで特異行方不明として捜査することになる。辿っていくとヤクザ、ヤミ金、手形など怪しい人達が絡む。捜査を進める中、過去の事故と処理された事案や行方不明のままの経営者にも、その者たちが関わってる事に繋がる。警察の仕事は広さ、時間など関係なく、本当に大変だと思った。2025/08/07
hiroshi
6
大阪府警の磯部“ジロ”さんと上坂“キン(勤)”ちゃんコンビ。堀内・伊達シリーズのようにグルメなトピックや映画マニアな話題も続々と。訊き込みや取り調べ場面がテンポ良くて面白い。キン(勤)ちゃんの映画話しに既読館があったけどこのコンビは何冊目かだったか。2025/08/21
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