ポプラ社の絵本<br> やくそく ぼくらはぜったい戦争しない

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ポプラ社の絵本
やくそく ぼくらはぜったい戦争しない

  • ISBN:9784591184271

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内容説明

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ばあちゃんは、ぼくが中学生になったころから、ぼくを「にいちゃん」とよぶようになった。ばあちゃんのにいさんも、とうさんも、かあさんも、原爆のせいで死んだ。ぼくらは、ぜったい戦争をしない。子どもを殺したりしない。やくそくする――。 原爆で肉親を失った祖母の過去と歴史に思いを寄せ、平和を強く誓う少年の姿を、率直な語り口で描いた絵本。生涯をかけて戦争の愚かさを訴え平和を願い続けた作家、那須正幹の遺作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

47
原爆投下は絶対に許されることではない。戦争を終わらす為に適していた行為なんて決してない。これは断言します。だが、あとがきがえらく偏っているなぁと感じた。憲法改正に賛成の人も反対の人も、戦争をしたくない。という気持ちは同じです。そこは履き違えてほしくない。2025/07/12

anne@灯れ松明の火

29
新着棚で。武田美穂さんのかわいい絵だが、戦争反対を訴える絵本。内容紹介によると、「生涯をかけて戦争の悲惨さと愚かさを訴え続けた作家、那須正幹が遺した詩から、この絵本が生まれ」「戦後80年を迎える今、あらためて平和の意義を子どもたちに問いかけ」るとある。認知症となったらしいばあちゃんは、中学生の孫トオルを「にいちゃん」と呼ぶようになった。ばあちゃんの兄は原爆で亡くなった。幼子に戻ったように、ばあちゃんは兄の帰りを待ち続ける。戦後世代の私たちは、トオルと一緒に、「ぜったい戦争なんかしない」と約束しよう!2025/03/07

Cinejazz

27
〝朝、学校へ行くとき、婆ちゃんが言う「兄ちゃん、行ってらっしゃい」 ぼくは一人っ子だから、弟も妹もいない…。夕方、玄関の板の間に座って、笑顔で迎えてくれる「兄ちゃん、お帰り」 ぼくは応える「ぼくは孫のトオル。洋平さんじゃないの」 婆ちゃんは、悲しそうな顔をする…〟原爆で肉親を失った祖母の過去と歴史に思いを寄せ平和を強く誓う<ぼくらは絶対戦争しない。子どもを殺したりしない。悲しい思い出をつくらない。約束する。…児童文学作家<那須正幹(1942-2021)>さんの遺作『ばあちゃんの詩』から生まれた絵本。2025/07/24

Midori Matsuoka

16
『ズッコケ3人組』のシリーズでおなじみの那須正幹さんの遺作。自身も広島の原爆を体験していて、平和を訴え続けていた。 絵本のストーリーは戦争で兄を亡くしたおばあちゃんとその孫のお話。おばあちゃんは中学生になった「ぼく」を亡くなったお兄さんと間違えている。おばあちゃんを思う孫の「ぼく」の気持ちがやさしく描かれている。 巻末の「なぜ日本は平和なのか」を併せて読んで平和について考えたい。 今、黙っていることが多くなっている気がする。戦争はいやだ。平和がいいんだ、ということを訴え続ける日本でありたい。2025/03/15

ごへいもち

13
読友さんのご紹介本。良かったです。武田美穂さんの絵がとってもいい2025/05/15

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