内容説明
21年前、長野県で起きた集団生き埋め死事件。生き残りの証言によれば、彼らは自ら掘った穴に順番に生き埋めとなっており、それを指示した謎の女がいたらしい。フリーライターの指谷が取材に乗り出すが、話を聞いていくうちに、謎の女は伝説にある、比丘尼の怨霊ではないかという疑惑も持ち上がる。関係者が不審な死を遂げる中、指谷は大学時代の後輩・北斗総一郎と事件の解明に挑む。これは比丘尼の祟りか、冷酷な殺人か?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
63
前作をほとんど覚えていないけど、全然大丈夫。集団生き埋めがあった元キャンプ場で取材をする主人公。比丘尼伝説とか、ホラーなんだなと思って読み進める。現代でも人が死に、おや、ミステリーだなと思い始める。怨霊の仕業と思っていたのが、それより恐ろしいのはやはり人。この人の小説、こんなに面白かったっけ?前作を読み直したら違う印象を持ちそうだな。2026/08/25
HANA
60
探偵役として北斗総一郎再登場。なのだが前回の異様な雰囲気は影を潜め、一般的な探偵役として活躍している。違和感がありまくりというか…。それでも事件自体は非常に魅力的なので冒頭の数行から引き込まれてしまう。土中より掘り出した女に命じられて自らを生き埋めにした五人ってどういう事だ。その後も過去の比丘尼の虐殺や関係者の不審死の陰に見え隠れする蜘蛛と女の影等、何処もギミックに満ち満ちていてホラーミステリとして非常に魅力的でした。真相がきちんと理に落ちているのも良し。ただ真相にある顔のアレ、本当に気付かないものかな?2026/01/25
オーウェン
47
フリーの記者の指谷が依頼された調査。 それは21年前に起きた六河原村キャンプ場の集団生き埋め事件。 冒頭からホラーの感じが続き、調査の段階でも奇怪な黒い影が登場する始末。 関係者が続々死んでいく中で、比丘尼の存在が明るみに。 こういった怪しげなものに対し、合理的な解決を最後に持ってくることでミステリとして成立させている。 ラストもホラーしており、比丘尼は元より蜘蛛の集団も恐怖である。2026/04/27
み
40
積んでる火喰鳥の前日譚とのことで、こちらを先に。 20年前に起きた集団生き埋め事件を追うため干上がったダム湖へ行くオカルトライター。 割と想像がつく結末ではあったけど、全体の流れが良くて楽しく読んだ。2025/10/23
キナコ
36
作者買い。YouTuber視点で始まるホラー作品。ダムの舌に埋まることになったキャンプ場で、過去に謎の集団生き埋め事件が発生。オカルト雑誌記者は生き残った人や関係者たちから話を聞くなかで、キャンプ場のある場所の民話・伝説を知っていく。輝く土地に囚われる人々の苦しみが印象的な作品。ホラーというよりもヒトコワ系かな。火喰鳥を喰うの前日譚とあるが、別作品としても読める。2025/09/14
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