内容説明
鉄道事業に力を注ぐ技術先進国のブリンディル王国。
伯爵令嬢のミレニエは、一人前の新聞記者になるという夢を叶えるためゴーディン新聞社で働いていた。社長のダニエルから「1年以内に一面を飾る記事を書かなければ自分と結婚してもらう」と半ば脅しのように契約を結ばされたミレニエは、迫る期限に焦っていた。
そんな中、ミレニエは隣国から王女ラナジュリアが来訪するという情報を耳にし、一面記事のチャンスをつかむため取材に向かう。そこで出会ったのは、近衛騎士として王女の護衛をつとめる、珈琲色の髪と瞳を持つ凛々しい青年・カイルだった。彼に警戒されながらもなんとかラナジュリアへの取材を取り付けたミレニエは、「女狐」と称され偏見まみれの描かれ方をされてきたラナジュリアの真の姿を知っていくことに。
しかし同時に、ラナジュリアを狙う不穏な陰謀に巻き込まれ、ミレニエはカイルとともに捜査することになり……!
女性が仕事に就くことが難しい時代に、夢を叶えるため奮闘する、新米記者の恋と仕事の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
びぜんや
2
なぜか衝動買い。王女様が、騎士が、貴族令嬢が出てくるヴィクトリアンな序盤は「あー、いかにも女のコが喜びそうな道具仕立てねー」って感じで淡々と読んでいたんですが、キャラクターが出そろってからが読みどころ。王朝ロマンスの浮き立つような華やかさをベースにしつつも、ヒロイン・ミレニエには次々とピンチが訪れて、サスペンスとしての楽しみも十分。弛むことなく場面が替わり続け、ミレニエの恋がどうなるのか、王女を守ることが出来るのか、どちらも気になってのめり込むようにしてページをめくってしまいました。★★★★☆2025/11/05
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