内容説明
児童書を卒業したら、読むべき本がわからない!
そんな中高生のために、角川文庫がぜったいにまちがいないアンソロジー小説を作りました。本作のテーマは「ミステリ」。「フーダニット」「ハウダニット」「ホワイダニット」「叙述トリック」とそれぞれのお題で人気作家4名に書き下ろしていただいた極上の短編に、どう読んだら楽しめるか?のヒントを添えてお届けします。
アンソロジーだから短い時間で読める、満足度100%の謎解き小説。はじめてのミステリ小説は、ここからはじめよう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
47
それぞれホワイダニット、フーダニット、ハウダニット、叙述トリックを使った書き下ろし短編。/青柳さんはヤンキーとミステリ好き少女のコンビが微笑ましい。5年後に一体何が?また会いたい2人。初読みの秋木さんは部室での謎めいた事件。ほろ苦い青春ミステリ。相沢さんは脚本を担当したKiramuneのリーディングライブ「幻視探偵」の暁幻十朗が雪上密室を解く。そんな上手くいくかな?似鳥さんは母が昔書いた原稿の違和感を探る。『鍵のかかった部屋 5つの密室』のミス研白玖君が登場(多分出てたと思う)。原稿部分はニ度読み必至!2025/08/06
よっち
28
児童書を卒業したら読むべき本がわからない中高生のために、角川文庫がミステリの楽しみ方を教えるアンソロジー小説。青柳碧人さんの刺された事件の犯人と決めつけられたヤンキーとミステリ好きのコンビが探す真犯人、秋木真さんの油彩画を盗んだ犯人と疑われた将棋部の犯人探しとその動機、相沢沙呼さんの探偵助手の妹視点で描かれる名探偵が挑んだ雪上密室、そして似鳥鶏さんの母が学生時代に書いた原稿の違和感。どれもわりとシンプルながらもミステリの基本を抑えたストーリーになっていて、読みやすさの中に著者さんらしさも感じられましたね。2025/08/18
takaC
19
買うつもりで本屋さんに行ったが近くにあった別の本を代わりに買ってしまったので心苦しいながら立ち読みで読破してしまった。結構面白かったので罪悪感すこし大……2025/07/26
ほたる
11
スタンダードでこれからミステリを読もうという人向けの四つの短編集。どのお話もコンセプトに沿って描かれていて、これでどんなミステリがあるかを知って、どれを読みたいかで掘り下げていくのも良さそうだなと思った。テーマにマッチした作品集。2025/08/11
うさみP
7
これから被害者として数々の謎に翻弄され、名探偵として解くかもしれない、君たちへ捧げるミステリアンソロジー。初手でヤンキーが探偵役と今までにナイ設定からまさかの続編を期待させる青柳さんと、主人公を救った母の原稿は二度読み必須の似鳥さんが頭一つ抜けて面白かった。2025/09/14
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